
第30回秋華賞(19日/GI、京都芝2000m)には、オークス馬のカムニャック、桜花賞馬のエンブロイダリー、ローズS2着のテレサなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「エンブロイダリー」を取り上げる。
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■エンブロイダリー
雨馬場もなんのその、力強さとシャープさを存分に発揮して勝ち切った桜花賞の内容が示す通り、現3歳牝馬世代の中ではトップクラスの身体能力を誇る同馬。ここでの懸念材料2000メートルという距離に対応できるかどうかのみ。
やはり肉体的、精神的にはスピードとパワーを兼ね備えた本格的なマイラーだろう。しかし、序盤から流れやすく、ラストは長くいい脚を求められる京都舞台の秋華賞、折り合いをそこまで気にすることなく、じっくり脚を溜められるレースになるのは確か。それを思えば2000mという理由だけで割り引くのは得策ではない。この中間の動きからも見直す必要がある。
桜花賞時は早めに栗東へ移動して、2週前の日曜日から時計を出していたが、今回は美浦で1週前追いを済ませ、そこから栗東入り。その1週前はしっかり折り合い集中した動きから、馬なりで1F11秒3を楽々マークした。負荷をかけずとも終い伸びたあたり、心身ともに抜かりなしの状態だ。最終追いもリラックスして坂路を登板し、素軽い動きを披露。これなら復活Vへ視界良好。
総合評価「A」
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