
26日に京都競馬場で行われる第86回菊花賞(GI、京都芝3000m)には神戸新聞杯勝ち馬エリキング、青葉賞勝ち馬エネルジコ、ダービー3着のショウヘイなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【菊花賞2025予想/特集】「GI馬不在のラスト一冠、前哨戦Vのエリキング中心か」出走予定・枠順・追い切り・予想オッズetc.
■トライアル重賞組は成績に注目
クラシック最終戦となる菊花賞は、神戸新聞杯、セントライト記念のトライアル組がどちらも4勝をマークしており、頭ひとつ抜けている。
神戸新聞杯【4.3.4.52】セントライト記念【4.3.2.35】日本海S【1.1.0.1】ラジオNIKKEI賞【1.0.0.2】札幌記念【0.1.0.3】日本ダービー【0.1.0.2】小牧特別【0.1.0.0】阿賀野川特別【0.0.2.4】木曽川特別【0.0.1.0】茶臼山高原特別【0.0.1.0】
1、2、3着全てで好成績の神戸新聞杯組の注目ポイントは着順。過去10年で見ると、
1着【2.0.2.3】2着【1.2.1.5】3着【1.1.0.7】4着【0.0.0.5】5着【0.0.1.6】6~9着【0.0.0.17】10着以下 【0.0.0.9】
ご覧の通り、好走材料がはっきりと分かれていて、6着以下は一切馬券に絡まず全滅。対して3着以上は【4.3.3.15】と馬券内率が40.0%まで跳ね上がる。今年は神戸新聞杯1~3着馬エリキング、ショウヘイ、ジョバンニが出走を表明しており、菊花賞本番でも3頭が上位独占しても不思議ではない。
同じく4勝をマークしているセントライト記念組は、6年連続で馬券内に入っておりこちらも無視できない成績。神戸新聞杯組と同じく着順が菊花賞好走のカギとなっている。
1着【2.0.0.6】2着【1.1.2.3】3着【0.1.0.7】4着【0.0.0.2】5着【0.0.0.6】6~9着【0.1.0.8】10着以下 【1.0.0.3】
勝ち馬こそ1着に集中しているが、注目は2着馬の成績で【1.1.2.3】脅威の馬券内率57.1%を記録していて、今年はヤマニンブークリエが該当。想定人気もそれほど高くなく、データ通りなら高配当を狙える存在だ。
■夏の上がり馬の取捨
菊花賞はクラシック組だけではなく、夏に力をつけてラスト一冠を狙う上がり馬の存在もある。共に1勝ずつのラジオNIKKEI賞【1.0.0.2】、日本海S【1.1.0.1】は数少ない出走馬から菊花賞馬を出していて、前者はフィエールマン、後者はドゥレッツァといった具合。
なかでも日本海Sは昨年も2着馬ヘデントールを輩出と、近年の菊花賞における重要なレースとなりつつある。今年は連勝中のゲルチュタールが出走を表明しており、こちらも無視できない。
◆【菊花賞2025予想/特集】「GI馬不在のラスト一冠、前哨戦Vのエリキング中心か」出走予定・枠順・追い切り・予想オッズetc.