
第30回秋華賞は19日、京都競馬場で行われ、2番人気のエンブロイダリーが制覇。牝馬三冠を除けば、2007年のダイワスカーレット以来となる桜花賞と秋華賞の牝馬二冠となった。
鞍上のC.ルメール騎手は昨年のチェルヴィニアに続く連覇となり、史上最多の秋華賞4勝目をマークした。
◆【実際の映像】カムニャック異変の舞台裏にファン唖然「切ない映像」 一方、ルメールの好判断には称賛の嵐「ガチで神騎乗すぎる」
■明暗分かれたジョッキーカメラに反響
レース後、JRAは公式YouTubeでジョッキーカメラを公開。エンブロイダリーのC.ルメール騎手、カムニャックの川田将雅騎手にセットされたカメラの映像には、それぞれにファンの声が寄せられている。
1番人気に支持されながら16着と大敗したカムニャックは突如、ゲート内で大暴れ。映像にもその様子は映し出され、鞍上・川田将雅騎手の「しょうがない、しょうがない。ちょっと我慢して、我慢して」と優しい口調でなだめる声を拾っていた。これにはファンも「貴重な映像だ」「これを見るとジョッキーのこと責められない」という意見が散見し、直線で失速していく様子には「どんどん抜かれていく、切ない映像だ」と、オークス馬の大敗に落胆する声が見られた。
一方、エンブロイダリーのカメラにはゲートをスムーズに出た後、外から横切り先行していくカムニャックを捉えるシーンが。エンブロイダリーは序盤、カムニャックをマークする直後につけたが、鞍上はすぐに逃げたエリカエクスプレスへ相手を切り替え、スタートして800m地点で早くもカムニャックより前に出る。この判断にはファンも「カムニャックを早々と見限って逃げ馬をマークしに行ったのガチで神騎乗すぎる」「意識してスピード上げて、また抑えてる。ルメール騎手の判断と技術は凄い」と賞賛の嵐だった。
また、ゴール後は2着に逃げ粘ったエリカエクスプレスの鞍上・武豊騎手に「2着?ユタカ、頑張ったね」と掛けた声が入り、これにはファンも反応。「レジェンドにガンバッタネは草」「武さんと何かしゃべってるって思ったのがこれね」というコメントがある一方、「ちくしょー、また武豊とルメールにやられたわ!」「やっぱ京都で武豊を逃がしちゃダメなんだ」と、宝塚記念の7番人気1着メイショウタバル、スプリンターズSの7番人気2着ジューンブレアに続く武豊騎手のGI逃走劇に舌を巻くファンが多く見られた。
ルメール騎手と武豊騎手は昨年の秋華賞でもワン・ツーを決め、続く菊花賞では1、3着。今年の菊花賞では上位人気が予想されるエネルジコにルメール騎手、前走大逃げで古馬2勝クラスを圧勝したマイユニバースに武豊騎手が騎乗予定であり、再び淀を舞台に名手の駆け引きが繰り広げられるか注目が集まる。
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