
20日(日本時間21日)に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦は、ブルージェイズがマリナーズに4-3で勝利。対戦成績を4勝3敗とし、32年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。
対戦相手のドジャースは、ワールドシリーズではブルージェイズと球団史上初対決になる。両チームの通算成績は、これまで19勝11敗でドジャースがやや有利。注目の第1戦は24日(同25日)、敵地ロジャースセンターで開幕する。球足が速い人工芝の球場、大谷翔平投手ら主力選手との相性は……。
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■MVPトリオは変わらぬパフォーマンス
MLB公式サイトによると、ドジャースはブルージェイズに通算19勝11敗とリード。過去19試合ではドジャースが14勝しており、今季も2勝1敗で勝ち越している。
ワールドシリーズ第1戦と第2戦は、ブルージェイズの本拠地ロジャースセンターで開催される。第3戦から第5戦まではドジャースタジアムで、第6戦以降は再びロジャースセンターへ戻る。最長7試合でタイブレークなし、延長無制限の4戦先勝方式で行われる。
ロジャースセンターとドジャース主力陣の相性を見ていくと、大谷が通算16試合で打率.288(59打数17安打)/4本塁打/OPS1.027と高いパフォーマンスを維持。ムーキー・ベッツ内野手が52試合で打率.306(219打数67安打)/10本塁打/OPS.968。フレディー・フリーマン内野手が14試合で、打率.357(56打数20安打)/6本塁打/OPS1.189といずれも好相性だ。
■エース山本由伸は初登板の可能性
投手では、山本由伸投手は初登板。大谷は2022年に一度だけ先発し、7回無失点で勝ち投手になっている。ブレイク・スネル投手は8先発で3勝3敗も、防御率2.63と安定感は健在。タイラー・グラスノー投手は5先発で1勝2敗、防御率4.91に留まっている。
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、安打や本塁打の出やすさなど、球場ごとの偏りを表した指標「パークファクター」において、直近3年間のロジャースセンターは平均値にあたる「100」ちょうど。二塁打がやや出やすい反面、三塁打が極端に出にくい特徴を持つが、投手にも打者にも偏って有利に働くことはなさそうだ。
今季のワールドシリーズは24日(同25日)から、ブルージェイズの本拠地ロジャースセンターで開幕する。ドジャースは、球団史上初の連覇を成し遂げられるか。
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