
メジャーリーグの今季世界一を決めるワールドシリーズが24日(日本時間25日)から開催される。球団史上初の連覇を狙うドジャースに対するのは、32年ぶりの世界一を目指すカナダ唯一の球団ブルージェイズ。
今季のチーム打率.265は、メジャー30球団でトップ。本塁打数こそドジャースに大きく差を付けられているが、三振数は全球団で2番目に少ない1099個。ドジャースより352個も少ない特徴を持つ。さらに、ワールドシリーズからは今季ア・リーグ2位の打率.311を残したボー・ビシェット内野手が戦列復帰すると見られている。
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■30球団トップのチーム打率と粘り強さが特徴
ア・リーグ東地区のブルージェイズは、ヤンキースとの地区シリーズを制し、20日(同21日)のア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦にも勝利。マリナーズも下して32年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。
ポストシーズンで6本塁打のブラディミール・ゲレーロJr.内野手を中心とした打線は強力で、今季の「チーム打率.265」は30球団で堂々トップ。犠打数35個は全体3位で、三振数1099個は全体2番目の少なさ。小技を兼ね備えた切れ目のない打線は脅威的だ。
また、公式放送局『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者によると、9月6日(同7日)に右膝を痛めて以来、ポストシーズンでも欠場していたビシェットが「ワールドシリーズに出場する準備はできている」と明かしたそう。今季ア・リーグ2位の打率.311を残した好打者を加えて、戦力が完全に整ったブルージェイズ。両チームが誇る強力打線は、シリーズ屈指の見どころとなる。
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