
「2025年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が23日、東京都内で開催され、ソフトバンクがスタンフォード大学の佐々木麟太郎内野手の交渉権を獲得した。
◆【リアルタイム速報】ソフトバンクが佐々木麟太郎の交渉権獲得 DeNAと2球団がサプライズ指名 中継情報・指名選手一覧【プロ野球ドラフト会議2025】
■DeNAと2球団がサプライズで指名
佐々木は、岩手の名門・花巻東高出身で、高校通算140本塁打を記録。2023年にはプロ志望届を提出せず、アメリカの名門・スタンフォード大学に進学した。
日本野球機構(NPB)は米大リーグ機構(MLB)および全米大学体育協会(NCAA)と協議を重ねた結果、「MLBのドラフト対象選手は、前年のNPBドラフト対象選手とする」との共通認識を確認。これにより、佐々木は今年のNPBドラフトの対象選手とされていた。
指名に踏み切る球団が現れるか注目が集まった中、DeNAとソフトバンクが“強行指名”。城島健司CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)がくじを引き、ソフトバンクが交渉権を獲得した。
抽選後、城島CBOは「(王貞治)会長のプレッシャーが半端なかったので」と笑いを交えつつ、「初めてのドラフトで大役を任され、かなりプレッシャーをかけられましたが、無事に果たせてよかったです」と喜びを語った。
今回交渉権を獲得したソフトバンクだが、佐々木との交渉・契約が可能となるのは来年5月の米大学リーグ終了後。契約期限は同年7月末までとなる。さらに、MLBのドラフトは例年7月に行われるため、佐々木が指名されれば日米双方の球団と交渉が可能となり、争奪戦に発展する可能性もある。
それでも、城島CBOは「彼の場合特殊で、来季の開幕からすぐにプレーできるわけではないが、それでもリスクを背負うだけの価値がある選手」と語り、「佐々木選手、日本とアメリカのどちらを選ぶかは本人の意思を尊重します。ただ、縁があれば。九州の豪快な野球に、あなたの力が必要です。一緒にやりましょう」とラブコールを贈った。
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