
MLBは22日(日本時間23日)、「打撃のベストナイン」に相当するシルバー・スラッガー(SS)賞の最終候補(ナ・リーグ)を発表。DH部門ではドジャースの大谷翔平投手が入った。同賞は各球団の監督とコーチが投票し、各ポジションから選ばれる。受賞者は11月6日(同7日)に発表され、大谷が選出された場合、ア・リーグのエンゼルス時代から3年連続4度目の受賞となる。
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■最大のライバルはシュワーバー
大谷は今季、自己最多の55本塁打を放ち、打率.282、102打点をマーク。また、OPS1.014、長打率.622、146得点などでリーグトップに立った。
3年連続4度目の受賞を狙うには十分な数字だが、最終候補に入ったライバルが、フィリーズのカイル・シュワーバー外野手とブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手という強敵揃い。特にシュワーバーは56本塁打、132打点で2冠王に輝いており、MVP争いを含めて大谷の脅威となりそうだ。
ドジャース勢では大谷のほか、捕手部門でウィル・スミス捕手、一塁手部門でフレディ・フリーマン内野手、三塁手部門でマックス・マンシー内野手が最終候補に選ばれた。また、最も攻撃的なチームに贈られるチーム部門もあり、ドジャースはここでノミネートされた。
■ドジャース打線もノミネート
ドジャース打線は今季、本塁打(244)、打点(791)、得点(825)、長打率(.441)でリーグトップを記録。さらに、打率(.253)、出塁率(.327)でもリーグのベスト3に入るなど活発だった。
MLB公式サイトは同賞について、「ポジションごとの最終候補者および受賞者は、ナ・リーグの監督とコーチによる投票によって決定される。ナ・リーグ各球団には4票が与えられ、チームの監督とチームが選出した3人のコーチが投票を行う」と説明し、投票基準に関しては「OPS、OPS+、本塁打、打点、打率、塁打数、得点などの攻撃指標に加え、監督およびコーチが持つ攻撃力に関する印象を総合的に勘案して行われる」とした。
ア・リーグの最終候補は23日(同24日)に発表される。
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