
ドジャースは24日(日本時間25日)、ワールドシリーズ(WS)のロースター26選手を発表。家庭の事情でチームを離脱したアレックス・ベシア投手のほか、救援右腕のベン・カスパリウス投手が外れた。
リーグ優勝決定シリーズではメンバー外だったウィル・クライン、エドガルド・エンリケス両投手が登録され、ベシアと入れ替わる形でロースター入りが有力視されていたタナー・スコット投手は、医療的な見地から見送られた。
◆Aロッドが懸念、王者ドジャース最大の弱点は「経験不足」 “優秀で圧倒的な強さ”ゆえの落とし穴とは……
■「医療的な見地から判断」
同日の試合前会見で、デーブ・ロバーツ監督はスコットに言及。ロースター入りを見送った理由について、「彼がロースターから外れたのは、パフォーマンスの問題ではなく、医療的な見地からだ」と説明。「今週ブルペンで投げている様子を見た限り、状態はあまり良くなかった。ケガのリスクもあり、今は無理せずに休ませるべきだと判断した」と続けた。
スコットは地区シリーズの途中、下半身の膿瘍を摘出する処置を受け、その影響から離脱。以降はメンバーから外れ、WSへ向けて調整を続けていた。抑えとしての活躍が期待され、今季から4年7200万ドルの契約でチームに加わった左腕は、チーム最多の23セーブを挙げた一方、セーブ失敗もメジャー最多となる10回を数え、不安定さを露呈していた。
そのため、ベシアの離脱に合わせてメンバーに戻すのか、それともこのまま見送るのか、注目されていた。
■打率1割台コンフォートも
ロバーツ監督は、新たにロースター入りした2人の特長も説明。クラインについては、「速球はプラス評価(非常に良い)。優れたカーブとスライダーも持っている。ブルージェイズは、まだこのタイプの投手を見たことがないと思う」と紹介。もう1人のエンリケスについては、「球速がある。スライダーもシンカーもある。そしてカットボールも投げる。これらすべてが、相手の右打者を抑えるための武器になる」と強調した。
外野手ではマイケル・コンフォートが引き続き外れた。1年1700万ドル(約25億円)という高額契約で今季からドジャースに加わったが、レギュラーシーズンを通じて不調。138試合に出場したものの、打率.199と苦しんだ。ポストシーズンはここまで出番がなかった。
スコットとコンフォートという、今季何度も“問題点”として名前が挙がった2人が、最後はロースターから外れた。来季に向けての補強ポイントが明確になったとも言えそうだ。
◆【速報/動画あり】大谷翔平、大量ビハインドから“滞空時間6.3秒”WS初アーチ 実況驚きの高弾道「あれが入るんですね……」
◆大谷翔平、ブーイングを「力に変える」発言にブルージェイズファン悲鳴 昨季4月の悪夢再び?「トロント静かにして」と懇願の声
◆【まとめ】大谷翔平、悲願のワールドシリーズ連覇なるか 2025年ポストシーズン ドジャース戦日程/トーナメント表/中継情報/試合結果一覧


