
ワールドシリーズ(WS)第2戦での先発登板が決まっているドジャースの山本由伸投手が24日(日本時間25日)、会見に臨み、意気込みを語った。同日の第1戦で14安打11点を挙げたブルージェイズ打線を相手にどんな投球を見せるのか。連敗阻止はエースに託された。
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■「基本的なところを大事に」
ブルージェイズは第1戦でブレイク・スネル、エメット・シーハン、アンソニー・バンダらドジャース投手陣を粉砕、11点を挙げた。
山本に求められるのは、この強力打線を止めることだが、会見では終始リラックス。「(ブルージェイズの)細かいところまではチェックできていませんが、試合を見た感じでは繋がりもすごくありますし、いいところで本塁打が出ている印象があります。投球の基本ですけど、走者を溜めないことなど、そういったところを大事にやっていけたらと思っています」と話した。
「ブルージェイズ打線を封じるためにアプローチは変えるのか?」という質問に対しては、「そこは、あまり意識して投球することはないです。ストライクゾーンにどんどん投げていくことはいつも心掛けていることですし、とにかくいつも通りの投球ができたらいいと思います」とし、自身のスタイルを貫くと明かした。
■連覇でカーショー送り出す
気負いもないようで、緊張感について問われても「シーズン中も、こういった大事な一戦と同じような気持ちで毎週挑むっていうのは、自分の中ですごく大切にしていることです。そういった意味で、(レギュラーシーズンと)そんなに大きな違いはないですし、しっかり落ち着いて準備ができていると感じているので、これが明日の試合の入りにうまくつながればいいなと思います」と平常心を強調した。
また、今季限りで引退するクレイトン・カーショー投手に話題が及ぶと、「カーショーのことはチームメート全員が尊敬していますし、彼の素晴らしいキャリアを締めくくるのは、ワールドチャンピオンが一番ふさわしいなと、一番似合うなと思っています。春からワールドチャンピオンを目指し、みんなでやってきたので、思いを1つにしてやっていきたい」と話し、世界一連覇でレジェンドを送り出すことを誓った。
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