
ドジャースは24日(日本時間25日)、敵地ロジャースセンターでのブルージェイズ戦に4-11で大敗。4戦先勝のワールドシリーズ第1戦を落とし、黒星スタートとなった。
中継を担当したFOXスポーツの解説陣は試合後、ドジャースの敗因について分析。今後のしかかる「新たな課題」に関しても言及した。
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■「背水の陣」に慣れていない
解説のひとり、元レッドソックスのデビッド・オルティスは、ドジャースの敗因について「7日間は休み過ぎ。野球は毎日やるスポーツだから、それが影響するんだよ。今日のスイング見てみろ。ちょっとズレてたよな」と話し、リーグ優勝決定シリーズを4連勝で終えた弊害を指摘した。
また、元ヤンキースのデレク・ジーターは「9点を取ったイニングが話題になるのはわかるが、あれがなくても彼らは相手を疲れさせるんだ。スネルは初回で20球以上も投げさせられた」と、コンタクト能力に優れたブルージェイズ打線の粘りを称賛。ドジャースが戦ってきた過去3チームとの違いに注目した。
そして、通算696本塁打「Aロッド」ことアレックス・ロドリゲスは、「ドジャースは『背水の陣』の経験が少ない。彼らは強すぎていつも圧倒しているからだ」と話し、今ポストシーズン初めて劣勢に立たされた状況を重く受け止めていた。
また、解説陣はアレックス・ベシア投手が不在のドジャースのブルペンにも言及。パワーピッチャー中心の編成では、今後もブルージェイズ打線に捕まる可能性が高いと分析。先発頼みの展開は続くと見立てた。第2戦の先発は山本由伸投手。万が一、早い回での降板となると、初戦の二の舞になりかねない。
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