
卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」は29日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング12位の早田ひな(日本生命)は、同5位の王芸迪(中国)と対戦する。
今大会はワイルドカードでの出場となった早田。過去に名勝負を繰り広げてきた中国選手との対戦に注目が集まっている。
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■陳幸同や伊藤が初戦敗退
早田は前週の「WTTスターコンテンダー・ロンドン」で、決勝で張本美和(木下グループ)に敗れたものの準優勝を果たした。直近の世界ランキングでは順位を2つ上げており、上昇気流に乗って今大会に臨む。
そんな早田に初戦で立ちはだかるのが、第3シードの王芸迪。両ハンドにパワーを持ち、粘り強さも兼ね備えた中国の強豪である。
両者の対戦で思い出されるのが、2023年に南アフリカ・ダーバンで行われた世界卓球。準々決勝で対戦した際には、早田がフルゲームの末に4-3で勝利。最終第7ゲームは壮絶な攻防となり、21-19で制して銅メダルを獲得した。また、同年のアジア競技大会の準決勝でも早田が勝利しており、これまでの対戦成績は早田の2勝3敗となっている。
なお、今大会には世界ランキング1位の孫穎莎、2位の王曼昱が出場しておらず、初日には第1シードの陳幸同や第7シードの伊藤美誠(スターツ)も敗退。中国と日本の実力者が姿を消す中、この1回戦の勝者が優勝候補に浮上する可能性もある。
1回戦屈指の好カードとして注目される早田と王芸迪の対戦。復調の気配を見せている日本のサウスポーエースは、過去に激戦を繰り広げた“宿敵”に対して、どのような戦いを見せるのか。
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