
卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」は29日、男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング15位の松島輝空(木下グループ)は、同20位のアンダース・リンド(デンマーク)と対戦。ゲームカウント3-0で勝利し、2回戦進出を決めた。
今大会で上位進出が期待される松島。18歳のサウスポーは試合を振り返り、次戦に向けても意気込みを見せた。
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■中国強豪を相次いで撃破
松島は、9月の「チャイナ・スマッシュ」で世界6位の梁靖崑、10月のアジア選手権・団体準決勝では世界王者の王楚欽から白星を挙げるなど、中国の強豪を相次いで撃破。世界ランキングも15位まで浮上させるなど、躍進が続くサウスポーに期待が寄せられた。
デンマークの実力者・リンドと対した第1ゲームでは、6-9のビハインドから5連続ポイントで逆転。続く第2ゲームは終盤に迫られながらも11-9で取り切り、第3ゲームでは11-3と圧倒。松島はストレート勝ちで1回戦を突破した。
試合後、松島は「リンド選手とは一度対戦していて、その時は勝っていますが、王楚欽選手や林詩棟選手を破っている相手。今回はしっかり準備して勝てたので良かったです」と、難敵相手の勝利に満足感を示した。
強豪が揃うチャンピオンズで初戦を突破した松島。2回戦では、世界19位のパトリック・フランチスカ(ドイツ)との対戦が決まっている。
「まだ1回しか勝っていない」と次戦以降を見据える松島は、「明日に向けてしっかり準備して、目指すは優勝しかないので、そのために頑張っていきたい」と力強く前を向いた。
日本のエース・張本智和(トヨタ自動車)に続く存在として頭角を現した松島。フランス・モンペリエでの勝ち上がりに注目が集まる。
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