
卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」は30日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング7位の張本美和(木下グループ)は、同28位のユアン・ジアナン(フランス)と対戦する。
前週のWTTシリーズを制した17歳が、上位進出を狙い、地元フランスのベテランとの初戦に臨む。
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■前週は早田、橋本らを破り優勝
張本美は、前週の「WTTスターコンテンダー・ロンドン」で、3回戦では平野美宇(木下グループ)、準決勝で橋本帆乃香(デンソーポラリス)、決勝で早田ひな(日本生命)と、日本の実力者3人を破って優勝。好調を維持したまま今大会に臨む。
初戦で対するのは、ハイトス(投げ上げ)サービスを武器とする40歳のベテラン、ユアン・ジアナン。シングルスでは初対戦となる張本美が、3ゲーム先取の勝負で流れをつかめるかが注目される。
今大会には、世界1位の孫穎莎と2位の王曼昱が出場しておらず、第1シードの陳幸同、第2シードの蒯曼も初戦敗退。中国の主要選手が次々と姿を消す中、準々決勝では世界5位の王芸迪と対戦する可能性もある張本美だが、混戦の中で着実に白星を重ねたいところ。
今回優勝すれば、日本女子では昨年大会を制した大藤沙月(ミキハウス)に次ぐ快挙となる。地元のベテランを退けて、好スタートを切れるかが注目される。
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