
卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」は30日、男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング4位の張本智和(トヨタ自動車)は、同25位の宇田幸矢(協和キリン)と対戦。ゲームカウント3-2で勝利し、2回戦進出を決めた。
注目の日本人対決を制した張本智は試合を振り返り、次戦に向けても意気込みを見せた。
◆【実際の映像】張本智和、宇田幸矢とのフルゲーム激闘にモンペリエも熱狂 「爆発的なラリー」とWTT公式も興奮した両者の攻防
■宇田が強打で奮闘もしのぎ切る
前週の「WTTスターコンテンダー・ロンドン」で準優勝を果たした張本智。9月の「チャイナ・スマッシュ」では強豪を破り準々決勝に進出するなど好調の宇田との同士討ちを迎えた。
第1ゲームでは、張本智が正確なブロックで宇田のミスを誘い、11-3と圧倒。しかし第2ゲーム以降は、宇田のフォアハンドが要所で決まり、6-11、8-11で連取され、王手をかけられる展開に。第4ゲームでは張本智が修正を図り台上プレーで優位に立つと、最終第5ゲームでは宇田の反撃をしのぎ、11-8で奪取。フルゲームにもつれた接戦を制した。

宇田幸矢、張本智和(C)WTT
試合後、張本智は「彼は同じ日本人で、いい選手なのは分かっていたし、最近では林昀儒、モーレゴード、張禹珍といった選手を倒していました」と宇田の好調ぶりに言及。「第4ゲームでサービスやレシーブ、戦術を少し変えましたが、その変更は良かったと思います」と、戦術転換が功を奏したと振り返った。
苦しみながらも初戦を突破した張本智は、昨年のモンペリエ大会では決勝まで勝ち進み準優勝を飾っている。今大会では第1シードのウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が初戦で敗れており、第2シードの張本智にとっては優勝のチャンスが広がっている。
「モンペリエは最もエキサイティングで熱狂的な場所のひとつ」と語る張本智は、次戦で地元フランスのアレクシス・ルブランとの対戦が決定。「おそらく昨年の決勝と同じ雰囲気になると思いますが、自分にできることは最善の準備をして、試合に集中することだけです」と語り、優勝候補としての意気込みを見せた。
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— World Table Tennis (@WTTGlobal) October 30, 2025


