
昨年の覇者ドジャースとブルージェイズによるワールドシリーズ(WS)第6戦が31日(日本時間11月1日)、敵地トロントにて開催される。
4戦先勝の同シリーズで2勝3敗と後がないドジャース。球団史上初の連覇をかけた注目の一戦を海外のブックメーカーはどう見ているのか。
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■ブルージェイズ王手も、第6戦はドジャース優勢予想
大手ブックメーカー「ウィリアムヒル」は、ドジャース勝利に「1.67」、ブルージェイズ勝利に「2.20」のオッズを設定。1万円を賭けた場合、計算上は、ドジャース勝利が当たると6700円のプラス、ブルージェイズが勝つと2.2万円になる。ドジャース優勢との見解を示した。
一方で、WSの優勝予想では32年ぶり3度目の制覇に王手をかけたブルージェイズが「1.44」、劣勢のドジャースが「2.88」となっている。
そんな背景もあり、WSでのMVPオッズは、28日(同29日)の第4戦で大谷翔平投手から一発を放ったブルージェイズの若き主砲・ブラディミール・ゲレーロJr.内野手が「1.50」で1番手予想に。
続いて大谷が「3.25」で2番手に、3番手にはポストシーズンで2試合連続完投をマークした山本由伸投手が「9.50」で続いた。なお、佐々木朗希投手は15番手に入り「126.00」となっている。
■大谷の本塁打に希望示すオッズも
なお、ドジャース勝利が予想されている第6戦には山本が先発予定。ドジャース勝利かつ山本が9つ以上の三振を奪うとの予想には「5.00」、7つ以上の場合は「2.80」、6つ以上は「2.20」のオッズが設定されており、いずれも相手先発ケビン・ガウスマン投手よりも多くの奪三振が予想されている。
また、大谷が本塁打を放ちドジャースが勝利するという予想には「4.00」のオッズを設定。それに対し、ゲレーロJr.から一発が飛び出しブルージェイズが勝利する予想には「8.00」のオッズが設定されており、大谷が正念場でアーチを放つ可能性が高いとの見解が示された。
さらに、試合で最初に本塁打を放つ選手でも、大谷が頭一つ抜けて「4.75」でトップにランクイン。2番手はゲレーロJr.で「9.50」、3番手はブルージェイズのジョージ・スプリンガー外野手、4番手には第3戦の延長18回にサヨナラ弾を放ったフレディ・フリーマン内野手とウィル・スミス捕手が「11.00」で続いた。
海外の大手ブックメーカーがドジャース勝利が優勢と見たWS第6戦。果たしてドジャースは予想通り、負けたら終わりの一戦を制して第7戦を迎えることができるのか。注目の一戦となる。
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