
ワールドシリーズを終え、今後は移籍市場が話題の中心となる。米スポーツメディア『The Athletic』は4日(日本時間5日)、今オフにフリーエージェント(FA)となる選手のうち上位50人を選出し、ランキング化した。
1位にはカイル・タッカー外野手(カブス)が選出され、日本勢最上位は村上宗隆内野手(ヤクルト)で、10位にランクインした。
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■高橋光成も46位に選出される
同ランキングは一度発表されたが、すぐに最新版として更新された。更新理由は、カブスの今永昇太投手が急きょFA市場に出ることが決まったため。当初は、球団がオプションを行使し、今永と再契約すると見られていたが、見送りを決定。今永側も来季残留できるオプションを持っていたが、これを行使しなかった。双方が来季の契約を結ばないという選択をしたため、FAとなった。
その今永は、今回のランキングでは41位となった。日本勢では村上が最上位で、10位に入り、今井達也投手(西武)が32位で続いた。46位に高橋光成投手(西武)、48位に岡本和真内野手(巨人)がランクインした。
■スーパースター不在の市場
ランキング上位の顔ぶれは1位タッカー、2位ボー・ビシェット内野手(ブルージェイズ)、3位コディ・ベリンジャー外野手(ヤンキース)、4位アレックス・ブレグマン内野手(レッドソックス)、5位フランバー・バルデス投手(アストロズ)となった。
本塁打と打点でナ・リーグの2冠王となったカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)は8位に入った。
近年のオフは、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、大谷翔平投手(ドジャース)、フアン・ソト外野手(メッツ)ら超スーパースターが立て続けにFAとなり、市場をけん引してきたが、今年はそこまでの大物は不在。
それでも、『The Athletic』は「今年のFAクラスは決して悪くない。トップに“絶対的なスーパースター”がいないにもかかわらず、むしろ『良い』と言えるかもしれない。特に打者と先発投手には驚くほどの層の厚さがある」と指摘した。
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