
RIZINの榊原信行CEOは5日、都内で記者会見を行い12月31日にさいたまスーパーアリーナにて開催する「RIZIN師走の超強者祭り」で“6大タイトルマッチ”を行うことを正式に発表。
会見後の取材ではフェザー級タイトルマッチ「ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs. 朝倉未来」について言及し、登壇のたびに大歓声を巻き起こす現王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の人気ぶりに「RIZIN始まって以来じゃないですか」と舌を巻いた。
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■「ファンのハートを掴み出した初の外国人選手」
榊原CEOは10周年記念大会について「この10年間の集大成。過去、現在、未来を繋いでいくようなカード編成等で、最強の熱狂をファンと作り上げたい」と意気込みを語った。そんなアニバーサリー・イベントのラストを飾る予定なのが、フェザー級のタイトルマッチだ。
記者会見ではRIZINの看板選手である朝倉未来と、シェイドゥラエフに対し一際大きな歓声が上がった。榊原CEOは25歳のフェザー級王者の人気ぶりについて「RIZIN始まって以来じゃないですか?」と言及。
「PRIDEの頃はヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、K-1のボブ・サップ(米国)にしても、凄い人気があったけど、外国人のスター選手をなかなか作り出せずにいた」とし、シェイドゥラエフを「RIZINファンのハートを掴み出している、初の外国人選手」だと絶賛した。
■「イリーとケイプもここまでの人気は……」
さらに、現在UFCで活躍する元RIZIN王者らの活躍を振り返り、「あのイリー・プロハースカだとか、マネル・ケイプとかもここまでの人気は(なかった)。知名度は上がったけども、ジャパンの指示を得られるところまでRIZINでキャリアを積めたかと言うと、そこまでは僕らも磨ききれなかった」としシェイドゥラエフの人気は別格だと強調。
「一周回って、RIZINファンの見る視点も変わってきてるのかなという気がする」と格闘技ファンの変遷にも注目した。
元PRIDE王者や現役のUFCランカーとして活躍する元RIZIN王者らも成し得なかったほどの人気を博するシェイドゥラエフ。強さと魅力を兼ね揃えた25歳のキルギス人は大晦日でどのような試合を見せてくれるのか。期待が高まっている。
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