
JRAは7日、第63回アルゼンチン共和国杯(GII、東京芝2500m)の枠順を発表した。
重賞初Vを目指すスティンガーグラスは8枠18番、宝塚記念15着から巻き返しを図るローシャムパークは2枠3番、同コースの目黒記念で2着したホーエリートは6枠11番から発走する。
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■人気サイドは外枠で圧倒的
過去10年、1~4枠【3.5.4.59】勝率4.2%、複勝率16.9%に対して、5~8枠が【7.5.7.69】勝率8.0%、複勝率21.6%と、外枠の好走馬が多い傾向。また、昨年は10番人気ハヤヤッコがトップハンデを跳ね除けて完勝を収めたが、2着には1番人気のクロミナンスと、例年3番人気以内が少なくとも1頭連対を果たすのが本レースの特徴だ。
1~3番人気【8.2.7.13】で見ると、1~4枠【1.1.4.7】、5~8枠【7.1.3.6】と、人気サイドは圧倒的に外めの枠で結果を出している。なお、前者は勝率7.7%、単勝回収値15、後者は勝率41.2%、単勝回収値154とその差は明らか。上位人気ならば、内めの枠のディマイザキッドやローシャムパークよりも外枠勢のホーエリートやスティンガーグラスを中心に置くのがベター。
なお、フルゲートで行われた過去4回を見ると、好走馬12頭中8頭が7~8枠。このうち5番人気以内なら【2.3.3.2】複勝率80.0%、複勝回収値193と高値安定で、フルゲートでも外枠を嫌う必要はない。大外枠でも【1.0.1.2】なのでスティンガーグラスは問題なさそうだ。
脚質で見ると、逃げ馬はどの枠からも結果が出ておらず、府中の2500mを逃げ切るのは至難。先行馬は【5.2.2.31】だが、人気に推されるような実力馬でないと好走は難しい。よって伏兵ゾーンで好走が多いのが中団後方の差し馬。さらに頭数が増えるほど、好走が目立っている。
15頭立て以上で、当日中団以下から運んだ4~9番人気が【1.6.3.32】。このうち7~8枠が【0.3.1.5】複勝率44.4%、複勝回収値111と押さえる価値が上がってくる。伏兵ゾーンならニシノレヴナント、ボルドグフーシュあたりに馬券内のチャンスが巡ってきそうだ。
一方、過去10年の馬番成績を見ると、ひと桁馬番が【6.6.6.72】というデータもある。ここでも好走馬の多くが上がり上位の脚を使っていた差し馬だ。前走と同じく斤量55キロとなるワイドエンペラーは運び方ひとつで激走があっても驚けない。
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