
米ポッドキャスト番組『Chris Rose Sports』にドジャースのミゲル・ロハス内野手が出演し、ワールドシリーズの舞台裏で交わされた大谷翔平投手との会話を明かした。来季限りでの現役引退を表明している同選手に対し、大谷がかけた言葉が話題となっている。
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■WSのベンチで生まれたやり取り
ワールドシリーズの第7戦、1点を追う9回表に起死回生の同点ソロを放ち、その後の逆転勝利に導いたロハス。世界一連覇の立役者となった36歳のベテランが、当時の様子を振り返り、大谷との会話を明かした。
ブルージェイズの守護神ジェフ・ホフマン投手から同点弾を放ち、ダイヤモンドを一周したロハスは「本塁打を打って、ベンチに帰って来た俺はチームメートから派手に祝福され、もう“もみくちゃ”にされた。でも、ショウヘイは次の打者だったから、すぐに打席に立たなければならなかった」と、まずは状況を説明した。
続けて「ショウヘイは左飛に終わり2アウトになった。そして、彼がベンチに戻ってきた時、俺はバットやヘルメットを置いて一息ついていたんだ。すると、ショウヘイが俺のところに来て、『ミギー、来年引退しちゃダメだよ』って言ってきたんだ。『君は僕とあと10年一緒にプレーするんだからね』という感じだった」と明かした。
■「来年は絶対に君とプレーするよ」
大谷のリクエストに対し、ロハスは「ショウヘイ、俺はもう歳なんだよ。あと10年もプレーできるか分からない。ただ、来年は絶対に君とプレーするよ」と返したという。
このやり取りについて、ロハスは「これまでの人生で最もクールな出来事の一つだと思う」とコメントした。
今季終了後にフリーエージェント(FA)となったロハスは「2026年シーズンを最後に引退する」とすでに表明しており、来季が現役ラストイヤーとなる。「来年、別のチームでプレーしている自分が想像できない。俺はあと1年プレーしたいだけ」と話し、番組内でもドジャースとの再契約を改めて希望した。
来季も大谷と共闘し、花道を飾ることができるのか。FAとなったロハスの動向が注目されている。
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