
卓球の「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」は8日、男女シングルスの準々決勝が行われた。4選手が勝ち残った日本勢は、それぞれが奮闘を見せた。
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■松島は地元のレジェンドに圧勝
今大会は中国勢が不在となっており、日本勢には上位進出が期待されていた。そんな中、女子シングルスでは、第1シードで世界ランキング7位の張本美和(木下グループ)が、同26位のハナ・ゴーダ(エジプト)と対戦し、4-1で快勝。エジプトの17歳新星を相手に、第2ゲームこそ失ったものの、力の差を見せつけて4強入りを果たした。
また、第2シードで世界9位の伊藤美誠(スターツ)は、同24位のハン・イン(ドイツ)と対戦し、4-0のストレート勝ち。第3シードで世界13位の早田ひな(日本生命)は、同19位のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)と対戦し、4-1で快勝。この結果、女子は3選手がベスト4へ勝ち上がり、準決勝では、ダブルスでペアを組む伊藤と早田の“みまひな”対決が実現する。
男子シングルスでは、唯一8強に進出した松島輝空(木下グループ)が、世界31位のドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)と対戦。張本智和(トヨタ自動車)を破って勝ち上がってきた地元のレジェンドに対しても、調子の良さを持続。松島が終始攻勢をかける形で4-0の圧勝を収め、チャンピオンズで2大会連続の4強入りを果たした。

松島輝空(C)WTT
大本命の中国勢が出場を回避する中で行われたドイツ・フランクフルトでの戦い。日本勢は4人が4強入りを果たしており、9日の最終日に向けて、優勝に絡む選手が現れるか注目が集まる。
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