
MLB公式は12日(日本時間13日)、今季もっとも優れた投手に贈られるサイ・ヤング賞を両リーグで発表。ア・リーグはタイガースのタリク・スクーバル投手が2年連続2回目の受賞、ナ・リーグは23歳の怪物右腕ポール・スキーンズ投手が初受賞を果たした。
スキーンズは投票者30名全ての1位票を集めての満票受賞、メジャー史上5番目の若さでの同賞獲得となった。ドジャースの山本由伸投手は、ナ・リーグ3位にランクインした。
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■ア・リーグはスクーバルが2年連続受賞
ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたスキーンズは、今季32試合に先発し10勝10敗、防御率1.97、216奪三振をマーク。中地区最下位に沈んだパイレーツは、チーム打点数がメジャー30球団ワーストを記録。米データサイト『Baseball Reference』によると、スキーンズは32先発のうち、援護2点以下の試合が13試合と非常に厳しい条件下で登板を強いられた。
スキーンズは、投票者30名の1位票全てを獲得して文句なしの満票受賞。10勝での選出は、パンデミックによる短縮シーズン2020年を除くと、ジェイコブ・デグロム投手(現レンジャーズ)に並ぶ先発投手史上最少。「貯金0」ではメジャー史上初の記録に。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、(シーズン終了時)23歳122日での受賞はメジャー史上5番目の若さとなった。
また、ア・リーグはタイガースの左腕スクーバルが2年連続の受賞。31先発で13勝6敗、防御率2.21、リーグ2位の241奪三振を記録。こちらは、30名中26名の1位票を集めての2年連続受賞だった。
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