
ドジャースのスタン・カステンCEOが12日(日本時間13日)、米ポッドキャスト番組に出演。ワールドシリーズ(WS)連覇を達成した直後、クラブハウスで大谷翔平投手と交わした会話の一端を披露した。この時すでに視線は3連覇へ向かっていたようだ。
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■CEO「不可能だとは思っていない」
ドジャースは3日(同4日)にロサンゼルスでWS優勝パレードを行ったが、その直後のセレモニーで大谷は英語でスピーチし、次のように語った。「このチームをとても誇りに思う。あなたたちは世界で最高のファン」とし、続けて「来年も次のリングを取る準備はできている」と3連覇を誓い、会場を沸かせた。
米ポッドキャスト番組『スタークビル』に出演したカステンCEOによると、1日(同2日)にWS連覇を決めた直後、すでに大谷はクラブハウスで同様のコメントを発していたという。
「昨年、ヤンキースタジアムでWSを制覇した後、オオタニが私のところに来て、みんなの前で『スタン、あと9回続けよう』と言った。そして今年、2連覇を達成した瞬間、彼が最初に口にした言葉は『あと8回続けよう』だった。彼は連覇を続けることにこだわりを持っており、それに向かって努力もしている。私も不可能だとは思っていない」と話した。
大谷はブルージェイズとのWSでOPS1.278を記録。投手としても2試合に先発登板し、まさに投打の二刀流でチームをけん引し、優勝に大きく貢献した。
■3連覇という響きに「ワクワク」
チームメートも大谷に同調しており、フレディ・フリーマン内野手は優勝セレモニーで「2024年の仕事は完了した。2025年の仕事も完了した。では2026年の仕事は? もう今から始まっているんだ」と話し、早くも3連覇に目を向けた。
また、ムーキー・ベッツ内野手も「俺は個人的に4つ(チャンピオンリングを)持っている。来年は手いっぱいに埋める時だ。3連覇なんて、こんなにワクワクする響きはないね」と笑った。
そのほか、カステンCEOは「お金で勝利を買っている」と批判されていることに関して、「それは真実ではない。最高総年俸のチームが常にチャンピオンになってはいない。ブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)が『文句を言うのは負け犬だけだ』と話していたが、その通りだ。指導、育成、ファームのバックアップがあって結果が出ているのであって、お金だけの力ではない」などと力説した。
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