
西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指している今井達也投手を巡り、代理人を務めるスコット・ボラス氏が12日(日本時間13日)、取材に対応。19日(同20日)に同投手のポスティング申請が行われると明かした。
交渉期間は45日間で、締め切りは来年1月2日(同3日)となる。争奪戦の気配が漂う中、ボラス氏は年内決着を目指すとした。米複数メディアが伝えている。
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■「彼の耐久性はウリになる」
米ネバダ州ラスベガスで開催中のGM会議に姿を見せたボラス氏。担当する今井について問われると、「ヤマモトがNPBで成し遂げたことと、ほぼ同じような経歴を持っている」とし、ドジャースの山本由伸投手と同等に評価されるだけの実績・経験・能力を持っていると胸を張った。
さらに「まだ27歳で、スプリットより(肩肘への負担が少ない)チェンジアップを武器にしており、彼の耐久性はウリになるはずだ」と続け、疲労度が比較的少ない投球内容も魅力の1つになると訴えた。
■「最高レベルでの戦い希望」
また、移籍先については「彼は大きな市場が好きだ。我々は、彼がプレーしたいと思うチームのリストを作っており、これから彼と一緒に見ていく。彼は本当に勝てる球団に所属し、最高レベルで戦いたいと考えている」と話し、具体的な球団名こそ明かさなかったものの、大都市圏のチームが候補になると示唆した。
すでにニューヨークの放送局『SNY』のアンディ・マルティーノ記者は「メッツにとって、イマイは興味深い選択肢であり、獲得に向けて動くはずだ」と指摘。また、地元紙『ニューヨーク・ポスト』の名物記者、ジョン・ヘイマン氏は「ヤンキースはイマイとルーカス・ジオリトに注目している」と言及した。
ニューヨークの2球団であれば、今井が希望するビッグマーケットに合致するが……。評価が急上昇している右腕の新天地はどこか、その動向に関心が集まっている。
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