
今オフ、フリーエージェント(FA)市場で注目を集めるエドウィン・ディアス投手。米メディア『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者は14日(日本時間15日)、球界屈指の守護神に関して言及した。移籍先候補には、球団史上初の連覇を果たしたドジャースも含まれている。
◆ロバーツ監督に新たな悩みの種? ドジャース獲得候補に“守護神失格”の魔球使い「投球内容は依然高水準」も……
■メッツ残留か他球団移籍か
メッツからFAとなっているディアスは13日(同14日)、ラスベガスで行われた「MLBアワード」で今季のトレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手賞)を受賞。代理人が交渉を行っていることを明かしたが、メッツとの再契約については「五分五分」だと語った。
これを受けてローゼンタール記者は、米メディア『ファウル・テリトリー』のYouTube内でディアスの最新情報について言及。ブルージェイズが獲得に向けて動き出しているとし、「彼らはいま『本気モード』に入っている」と注目を寄せた。MLB公式サイトでは、ディアスのメッツ残留を「70%」と予想。獲得候補の2位にドジャースとヤンキースを挙げたが、可能性は13%に留まっている。
一方で、ローゼンタール記者は資金力が豊富な球団が本気で獲得競争に参戦した場合、支出ラインに厳しいメッツはついていけない可能性があると分析。救援投手に巨額の契約はリスクが伴うものの、FA市場は1球団が走り出すと全てが動くと説明。ディアス流出にも現実味が帯びてくるとした。
現在32歳のディアスは今季62試合に登板、66回1/3を投げて6勝3敗28セーブ、防御率1.63、98奪三振の好成績をマークしている。今オフの救援投手市場は豊富で、ディアス以外にもロベルト・スアレス、デビン・ウィリアムズ、ピート・フェアバンクスな粒ぞろいの候補が揃っている。ブルペン整備が急務のドジャースは資金力も豊富で、市場に大きな影響を及ぼす可能性が高いと見られている。
◆ソトが再共闘を熱望するFAのアロンソは「最高のパワーヒッター」 主砲は37歳ベテラン・マルテの復帰も希望
◆FAタッカーはブルージェイズが有力……米記者が言及 ドジャースにとっては「必須ではなく、いたらうれしい選手」という指摘も


