
第42回マイルCS(GI、芝1600m)は23日、京都競馬場で行われる。
今年は安田記念との春秋マイル王を狙うジャンタルマンタル、ヴィクトリアマイル覇者のアスコリピチェーノ、史上7頭目の連覇がかかるソウルラッシュらマイルGI馬を中心に、ガイアフォース、レーベンスティール、オフトレイルと主要ステップの勝ち馬が集結。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■富士S組は上位3頭が優勢
GIII時代を含め富士S組が最多4勝を誇り、8頭が馬券内。3年連続で勝ち馬を輩出している。
富士S【4.3.1.46】毎日王冠【2.3.2.17】スプリンターズS【2.0.1.5】天皇賞・秋【1.1.2.7】安田記念【1.1.0.5】スワンS【0.1.2.27】京成杯AH【0.1.0.7】アイルランドT【0.0.1.4】札幌記念【0.0.1.0】
今年は富士S組から上位3頭が参戦。1着馬は【2.1.0.4】、2着馬は【1.1.0.6】、3着馬は【0.0.0.7】と連対馬の好走が目立ち、1着ガイアフォース、2着ジャンタルマンタルは当確となる。3着ソウルラッシュにはデータ上、黄信号が灯るが、2021年には富士Sで4着だったダノンザキッドが本番で3着なら及第点か。
4・5着馬は【1.1.1.13】だが、6着以下は【0.0.0.16】と壊滅的。8着シャンパンカラー、9着ウォーターリヒト、10着マジックサンズの巻き返しは期待できない。
■一発あるなら別路線組
次点の毎日王冠組は2018年のステルヴィオ、翌19年のインディチャンプが連勝した後、2着止まりながら4年連続で馬券内に突入中。毎日王冠組は【0.1.0.5】の1着馬より、【1.0.0.1】の2着馬、【1.2.0.1】の3着馬に勝算があり、2023年には7着ジャスティンカフェが3着に巻き返している。
ここで東京芝1800mの適性を示してしまうとマイルCSでは分が悪く、狙いは“チョイ負け”。今年は復活Vを遂げたレーベンスティールより、5着エルトンバローズ、7着チェルヴィニアが狙い目となる。同じ東京芝1800mのアイルランドTは【0.0.1.4】と不振傾向にあり、昨年もブレイディヴェーグが1番人気で4着。2022年にはソダシが2番人気で3着とGI馬2頭が人気を下回る着順に敗れており、ラヴァンダにはハードルが高いか。
同じマイル戦の京成杯AH、マイルCSの前哨戦に位置づけられるスワンS組だが、この組は好走例が少ない。むしろ意外な路線の組が台頭する傾向にあり、スプリンターズS組は【2.0.1.5】。2勝は2016年のミッキーアイル、20年のグランアレグリアとトップクラスによる戴冠だが、昨年はスプリンターズS5着のウインマーベルが距離延長を克服し10番人気で3着と激走した。カンチェンジュンガとトウシンマカオは直近の重賞実績を思えば一発の魅力があり、出走してくれば面白い。
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