
キム・へソン内野手は、韓国プロ野球・キウムからポスティングシステムを利用してドジャースに加入。メジャー1年目の2025年は71試合に出場し、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁を記録。内外野をこなすユーティリティプレーヤーとして起用され、走塁面でもそのポテンシャルを発揮した。
地元メディア『ドジャース・ネーション』は、メジャー初年度を終えた26歳の韓国選手のコメントを紹介するとともに、来季への期待も伝えている。
◆WSでも存在感発揮のキケやロハスはどうなる? オフにドジャースからFAとなった主要7選手まとめ・展望予想
■一時は新人王候補の上位に
キムはメジャー1年目の今季、開幕はマイナーで迎えたものの、5月上旬にメジャー昇格。主力選手の離脱が相次ぐ中で、内外野を守れる貴重な戦力として頭角を現し、一時は新人王候補にも名を連ねる活躍を見せた。一方で、終盤は成績が伸び悩み、ポストシーズンでは出場機会が限られるなど、世界一に輝いたチームの中で紆余曲折のシーズンとなった。
地元メディア『ドジャース・ネーション』によれば、キムはメジャー1年目を「100点満点中30点」と自己評価。さらに、「理由は分かりませんが、満足はできませんでした。まだまだ道のりは長いと思っています。残りの70点を埋めるには、あらゆる面で成長が必要です。野球選手として100点を目指して頑張ります」と今後に向けてコメントしている。
一方で同メディアは、ドジャースの来季戦力についても言及。FAとなったミゲル・ロハス内野手やエンリケ・ヘルナンデス内野手との再契約が不透明な状況にあることから、「キムは2026年に向けてさらに多くの出場機会を得る可能性が高い」と指摘している。
また、「来季はアレックス・コールとのプラトーン起用を形成し、ドジャースのニーズを満たす存在となるだろう」とし、仮にマイケル・コンフォート外野手の後釜となる大型補強がなされなかった場合、キムが外野の一角としても計算できると評価している。
2年連続世界一を達成したドジャースの分厚い選手層に揉まれながらも、メジャー1年目を走り抜いたキム・へソン。さらなる飛躍を誓う26歳の韓国選手が、来季どのような進化を遂げるのか。メジャー2年目の活躍に注目が集まる。
◆ドジャースが再契約を望むFA選手は……公式サイトはミゲル・ロハスと予想 「10月の活躍を考えれば何ら驚くことはない」


