
卓球の「WTTスターコンテンダー・マスカット」は、19日から本戦が行われる。日本からは多くの有力選手がエントリーしており、上位進出を果たす選手が現れるか注目される。
中でも女子シングルスでは、日本勢による優勝争いの可能性があり、オマーンの地での活躍が期待される。
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■自身初のチャンピオンズ制覇
今大会は中国勢がエントリーしておらず、第2勢力である日本勢が上位シードを占めている。
そんな中、優勝候補の筆頭と目されているのが、世界ランキング10位の早田ひな(日本生命)である。同6位の張本美和(木下グループ)や同8位の伊藤美誠(スターツ)が不在の今回は、25歳のサウスポーが第1シードに名を連ねた。
早田は、4日から9日にかけて開催された「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」に出場。準決勝では伊藤との4年ぶりの直接対決を4-1で制し、決勝では張本美と激闘を展開。互いにゲームを取り合う中、フルゲームの末に勝利を収め、自身初のチャンピオンズ制覇を達成した。
この結果、世界ランキングもトップ10に返り咲き、復調の気配を見せている早田。今大会は2回戦からの登場となるが、準々決勝では朱芊曦(韓国)との対戦が予想される。フランクフルト大会では勝利したものの、接戦を強いられた相手であり、注意が必要な存在である。
また、今回は第2シードに大藤沙月(ミキハウス)、第3シードに長﨑美柚(木下アビエル神奈川)が入り、同じ日本勢が早田のライバルになる可能性も高い。
早田はパリ五輪で左腕を負傷し、1年あまり苦しんだが、持ち味である強打も戻りつつあり、調子を取り戻している。サウスポーのエースがオマーンの地でも再び頂点に立てるのか。2大会連続優勝へ向けた挑戦に注目が集まる。
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