
MLBは2025年シーズンが幕を閉じ、ストーブリーグに突入。来季に向けた各球団の補強に注目が集まっている。そんな中、今オフにメッツからフリーエージェント(FA)となったのが、ピート・アロンソ内野手である。今季は38本塁打、126打点を記録した30歳の大砲の去就に、MLB公式サイトも関心を寄せている。
◆ソトが再共闘を熱望するFAのアロンソは「最高のパワーヒッター」 主砲は37歳ベテラン・マルテの復帰も希望
■村上&岡本の去就にも影響か?
アロンソは2019年にメジャーデビューを果たすと、同年に53本塁打を放ち、本塁打王と新人王をダブル受賞。その後もメッツ一筋で活躍を続け、7年目となる今季も全162試合に出場。打率.272、38本塁打、126打点をマークし、フアン・ソト外野手とともにチームの中軸を担った。
今オフにFAとなったことで去就に注目が集まる中、MLB公式サイトは「レッドソックスがアロンソ獲得の有力候補と目される」と題した記事を掲載。30歳の大砲の移籍の可能性を報じている。
記事内では、17日(日本時間18日)時点での市場の動向を紹介。レッドソックスからFAとなったアレックス・ブレグマン内野手の去就が鍵を握ると分析しており、来年3月に32歳を迎えることから「望む長期契約を結べるかは不透明」とし、「ブレグマンが他球団と契約した場合、レッドソックスはアロンソ獲得に舵を切る可能性がある」と予想している。
さらに、正三塁手を担ってきたブレグマンの移籍により「レッドソックスの守備陣に穴が空くことになる」と指摘。その代役候補として、「かつての有望株、マルセロ・メイヤーを起用することで埋めることができるだろう」と述べ、22歳の若手内野手の台頭に期待を寄せた。
なお、今オフにはヤクルトの村上宗隆内野手、巨人の岡本和真内野手がポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を表明しており、一塁、三塁を守れる両者にとっても、アロンソやブレグマンの動向が影響を与える可能性がある。
果たして、今オフの目玉スラッガーであるアロンソがレッドソックス移籍に近づくのか。今後の動向に注目が集まる。
◆「ハイレベルなアスリート」ドジャースの新中堅手候補に急浮上の31歳 地元メディアは獲得への懸念点も指摘


