
ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す西武の今井達也投手を巡り、米メディア『CLUTCH POINTS』は18日(日本時間19日)、「最適な移籍先4選」と題し、記事を公開。1位にはナ・リーグ西地区に所属し、ドジャースのライバルでもあるジャイアンツを選出した。来季は大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手とマッチアップすることになるのか、今井の動向に注目が集まっている。
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■フィットする4球団を取り上げる
MLBは同日、ポスティングシステムで獲得できる選手として、今井の名前をメジャー全30球団に公示した。これにより、45日間の交渉期間も決定。米東部時間19日午前8時(同19日午後10時)に解禁となり、来年1月2日午後5時(同3日午前7時)までとなった。
いよいよ争奪戦がスタートする中、米メディア『CLUTCH POINTS』は今井の移籍先に言及。フィットする新天地として4球団を挙げた。
4位パドレス、3位メッツ、2位レッドソックスと続く中、1位に指名したのはジャイアンツだった。同メディアは「ジャイアンツはイマイとって理想的。完璧にフィットする。チームは昨シーズンを81勝81敗で終えた。ポストシーズン進出へあと一歩と迫っているが、イマイはその壁を越えるための力になり得る」と指摘した。
■“2枚看板”がメンターの役割
ジャイアンツにはローガン・ウェブ投手とロビー・レイ投手という優れた先発投手を擁しているが、フリーエージェント(FA)となったジャスティン・バーランダー投手は移籍する可能性が高い。そのため、「イマイは安定感のある投手として、ローテーションに加わる余地が十分ある。チームは次のローテーションの顔となる若い先発投手を探しており、ウェブとレイはイマイにとって良いメンターになる」とし、ジャイアンツが27歳の右腕を必要としている点について説明した。
ジャイアンツはドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属しており、ライバル意識も強烈。今井が移籍すれば、大谷、山本、佐々木と投げ合う可能性が広がり、「打者・大谷」との対戦も実現するはず。
今オフの移籍市場で評価が急上昇している今井。王者相手に投げ込む道を選ぶのか、決断に注目が集まっている。
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