
国際卓球連盟(ITTF)は18日、2025年第47週の世界ランキングを発表。女子シングルスでは、日本から張本美和(木下グループ)が6位、伊藤美誠(スターツ)が8位、早田ひな(日本生命)が10位にランクインし、3選手がトップ10入りを果たした。
「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」では、早田が優勝、張本美が準優勝、伊藤がベスト4と、日本勢が上位を独占する快進撃を見せた。これに対して、中国の現地メディアもライバル国の現状に言及している。
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■ファイナルズへの出場を確定
現在、女子シングルスの世界ランキングトップ5は中国が独占しているが、中国選手は全中国運動会出場のため11月のWTTシリーズを欠場。孫穎莎や王曼昱といったトッププレーヤーが不在の中、フランクフルト大会では、早田が張本美を下して初のチャンピオンズ優勝を飾り、伊藤も準決勝まで進出。日本勢3人が4強入りを果たす快進撃となった。
中国メディア『捜狐』は19日に掲載した記事で、日本女子選手の活躍に言及。世界ランキング6位に浮上した張本美については「WTTの国際大会をほぼ欠席せず出場し続けており、その戦略は効果を発揮している」と紹介。さらに、「試合経験を通じて力をつけるこの方針は、若手の育成にも有効である」と評価した。
また、今季は世界選手権でシングルスメダルを初獲得した伊藤については、「安定した成績を維持している」と高く評価。トップ10圏外に沈んでいた早田については「新シーズン序盤は低迷していたが、ランキングを3つ上げてトップ10に返り咲いた」と復調ぶりを伝えている。
張本美、伊藤、早田の3選手は、12月10日から香港で行われる「WTTファイナルズ」への出場が確定している。さらに、11月30日から12月7日に中国・成都で開催される「混合団体ワールドカップ」にも日本代表として出場予定。重要な国際舞台が控える中、“対中国”を相手にした日本女子の戦いには注目が集まっていく。
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