
外野手補強が必須のドジャースに“ウルトラC”とも言うべきプランが浮上した。獲得候補として名前が挙がったのは、大谷翔平投手の元相棒、エンゼルスのマイク・トラウト外野手。大谷との最強デュオ「トラウタニ」がチームを替えて復活するのか、脚光を浴びている。
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■エンゼルスとの契約は2030年まで
今オフの移籍市場において、外野陣の強化を目指しているドジャース。獲得ターゲットとしては、カブスからフリーエージェント(FA)となったカイル・タッカー外野手や、同じくヤンキースからFAとなったコディ・ベリンジャー外野手らの名前が挙がっている。
しかし、米メディア『FANSIDED』と『The Sporting News』は18日(日本時間19日)、トラウトも獲得候補になり得ると予想した。
MVPを3度受賞し、オールスターゲームに11度選出された34歳のトラウト。「最強打者」と呼ばれ、前回の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)では米国代表の主将も務めた。
しかし、近年はケガに悩まされ、出場機会が減少。それに伴い成績も低迷している。かつての輝きが失われつつある中、エンゼルスとの契約は39歳となる2030年まで残っている。
さらに来季からの5年で総額1億8560万ドル(約288億6500万円)の給与を受け取ることになっており、稼働率が悪い割には年俸が高く、チームの顔であるスーパースターとはいえ、エンゼルスにとってこの契約は「負の遺産」という評価になっている。
■ド軍ならケガのリスクも乗り越えられる
そのため、『FANSIDED』はトラウトがトレード要員になる可能性に言及。この大型契約を引き継ぐことができる球団を複数ピックアップし、その中にドジャースも加えた。
「ドジャースは外野手の補強が必要だ。昨シーズン、外野陣は彼らのラインナップの中で、数少ない弱点の1つだった。オオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの後ろで、トラウトがクリーンナップを務めるというのは素晴らしい構想だ」と主張。
そして「金銭的にも彼らほど大胆に支出できるチームはほとんどない。トラウトとの契約に踏み切り、外野手として十分な耐久性があるかどうか、それを試すことができる球団があるとすれば、ドジャースだ。そして、ケガによる長期離脱があったとしても、それを乗り越えられるチームがあるとすれば、それもまたドジャースだ」と記した。
トラウトが健康を維持し、復活を遂げれば、これ以上ない強力打線が完成する。ケガのリスクと年俸の高さは気になるが、確かに検討する価値はありそうだ。
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