
MLB公式サイトは19日(日本時間20日)、来季のドジャースに言及。ワールドシリーズ(WS)3連覇へ向けてカギを握る6選手をピックアップし、その中で佐々木朗希投手を1番手で紹介した。
来季は先発ローテーションに復帰することが決まっている右腕が、チームの命運を握るのか、注目の存在となっている。
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■スター選手以外の“伏兵”に注目
ドジャースには大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手の「MVPトリオ」のほかに、ウィル・スミス捕手、ブレイク・スネル投手、山本由伸投手らスーパースターがズラリと揃っている。
しかし、今回のWSを振り返っただけでも、ウィル・クライン投手が見せた第3戦でのロングリリーフ、ミゲル・ロハス内野手が第7戦で放った起死回生の同点弾、アンディ・パヘス外野手が披露したスーパーキャッチなど、“伏兵”の好プレーが世界一につながったことは間違いない。
そこでMLB公式サイトは今回、大谷らスター選手以外に注目。3連覇を目指すチームのキーマン候補を予想し、6選手をピックアップした。そして、その1番手として指名したのが、来季から先発ローテーションに戻る佐々木だった。
■先発陣の5番手になると予想
佐々木について、同サイトは「彼はもう2025年のドジャース世界一に貢献している。(ポストシーズンでは)酷評されていたブルペン陣の後ろを任され、見事に役目を果たした。レギュラーシーズン序盤は先発として苦しんでいた怪物ルーキーが、(抑えとして)これほどの反転攻勢を見せたのは印象的だった」として、シーズン終盤にかけて見事復活した右腕を評価した。
その上で「ササキはリリーフで成功を収めたが、チームとしては来季、この剛腕を先発ローテーションでスタートさせる方針だ」と説明。制球に課題はあると認めつつ、「100マイル超の速球と鋭く落ちるスプリットは、先発枠にとどまるのに十分かもしれない。もしそうなれば、ヤマモト、オオタニ、スネル、タイラー・グラスノーに続く理想的な先発5番手になり得る」とし、1年間ローテを守り、優勝への原動力となることを期待した。
佐々木以外のキーマン候補としては、タナー・スコット投手、ダルトン・ラッシング捕手、キム・へソン内野手、リバー・ライアン投手、アレックス・フリーランド内野手の名前を挙げた。
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