【マイルCS/全頭診断】想定5人気以下に「3.0.0.1」 騎手×厩舎データで”押さえるべき”穴候補は | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【マイルCS/全頭診断】想定5人気以下に「3.0.0.1」 騎手×厩舎データで”押さえるべき”穴候補は

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【マイルCS/全頭診断】想定5人気以下に「3.0.0.1」 騎手×厩舎データで”押さえるべき”穴候補は
【マイルCS/全頭診断】想定5人気以下に「3.0.0.1」 騎手×厩舎データで”押さえるべき”穴候補は 全 1 枚 拡大写真

今週は京都競馬場で、第42回マイルチャンピオンシップ(GI、芝1600m)が行われる。春のGI勝ち馬が揃った今年はハイレベルなレースが予想される。

ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬18頭の全頭診断を行う。

◆【マイルチャンピオンシップ2025予想/複勝回収率】要注目は「3人気」と「毎日王冠組」 過去10年データから馬券予想のヒントと好走条件を探る

■マイルチャンピオンシップ2025 出走予定馬全頭診断

・アスコリピチェーノ

国内ではいまだ馬券外がない安定株。秋競馬を席巻するC.ルメール騎乗も含めて人気上位が予想されるが、ダイワメジャー産駒は2012年以降・京都開催の本レースで【0-1-0-13】と不振。未経験の京都芝外回りかつ仕上がり面の不安も拭えず、思い切って消す選択肢も考えたいところだ。

・ウインマーベル

休み明けの前走スワンSは4着。ハイペースを先行し勝ち馬と0秒1差なら及第点を与えられるレースと言える。昨年3着のレースで舞台設定も申し分ないが、今年は逃げ馬不在でスローの上がり勝負が濃厚。GIでの馬券内は自身の上がり3F34秒台以上に限定されており、切れ味勝負での馬券内突入は至難の業か。

・ウォーターリヒト

2012年以降・京都開催のマイルCSにおいて、前走富士Sから馬券内に入った馬はGI馬券内歴がある馬に限定。ここは実績面で見劣りしてしまう印象だ。

・エルトンバローズ

この馬はコースの回りで分けるのがベター。左回りの成績【1.0.1.4】に対し、右回りは【3.4.1.3】。右回りの掲示板外は海外競馬と関東圏に限定されている。3年連続参戦の前走毎日王冠は過去でもっとも着順こそ悪かったが、走破時計に関しては過去3年で最速。ピークアウトと呼ぶには早計だ。

・オフトレイル

前走スワンSは鮮やかな末脚でレコード勝ち。平坦コースは【4.4.1.0】とまったく大崩れがなく、この馬にとって願ってもない舞台と言えそうだ。インからロスなく立ち回って抜け出すスタイルゆえ枠順と枠の並びは重要も、そこさえクリアすれば上位争いは可能だろう。

・ガイアフォース

前走富士Sでセントライト記念以来となる久々の勝利。斤量差があったとはいえ安田記念で完敗を喫したジャンタルマンタルに先着したのだから、額面通りにその強さを受け取ってよいだろう。国内の直線平坦コース成績は【1.2.0.0】、先着を許した2頭はドウデュースとシュネルマイスターのGI馬2頭。東京以上に舞台適性が合う可能性は否定できず、悲願のGI制覇があっても驚けない。

・カンチェンジュンガ

芝1600mを使われるのは今回が初めて。歴戦のマイラー相手での経験値不足は否めない。

・ジャンタルマンタル

国内では【5.2.1.0】馬券外なしと抜群の安定感を誇る馬。前走富士Sは2着も斤量59キロを背負った一戦を思えば悲観する内容ではない。京都芝外回りは【2.0.0.0】と負け知らず。軸信頼度という点では揺るがないか。

・シャンパンカラー

2年以上馬券内から遠ざかっている現状。厳しい。

・ソウルラッシュ

連覇に挑む古豪が4年連続の本レース参戦。3着続きの近2走から若干のピークアウトを疑いたくなるところだが、中間のウッドは4F49秒台で最後まで加速ラップを刻んでおり、動きはむしろ今が最盛期なのでは……と思わせるほどだ。2着に0秒4差の昨年は相当に強い競馬。ウインカーネリアンやディープモンスター、ミステリーウェイなど高齢馬の活躍が目立つ秋競馬もトレンドも含めて要警戒の1頭。

・チェルヴィニア

前走毎日王冠は精彩を欠く走りで7着。クラシック戦線で示したパフォーマンスが見る影もなくなってしまった感があり、良績に乏しい京都芝外回りコース替わりも歓迎とは言えないだろう。

・トウシンマカオ

3歳春以来となるマイル戦。スタミナが要求される馬場コンディションも含め、強調材料は乏しい。

・ドックランズ

英国から参戦をはたす外国馬。持ち時計も強調できるものはなく、厳しい戦いが予想される。

・マジックサンズ

前走富士Sは10着と見せ場なく大敗。当時の上位馬がこぞって出走するメンバー構成から、一変は難しい注文と言えそうだ。

・ラヴァンダ

前走アイルランドトロフィーで待望の重賞初制覇。タイムは強調できるものではないが上がり3F32秒4と瞬発力勝負への高い適性を示した。右回りの良馬場は【2.1.3.1】と掲示板外は秋華賞4着に限定。枠順と並び次第で3着のゾーンなら。

・レーベンスティール

復活ののろしを上げる勝利を挙げた前走毎日王冠。レースレコードで勝ち切ったパフォーマンスは非の打ち所がないものだった。国内レースにおけるD.レーン×田中博康厩舎の成績は【3.0.0.1】。ある程度スローの展開を前めで運べるようならチャンスは十分だ。

・ロングラン

3走前に当舞台のマイラーズCを制した馬だが、GIIと呼ぶには無理があるような低レベルのメンバー構成だった。GIの今回で当時の再現を望むのは酷に映る。

・ワイドラトゥール

芝1600mの重賞は【0.0.0.4】と好走歴なし。1400m替わりのタイミングを待ちたい。

Winsightより一部編集・転載(2025年11月20日 18:00公開の記事

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsigh』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

《SPREAD》

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