
MLB公式サイトは20日(日本時間21日)、フリーエージェント(FA)になった選手ではなく、トレードの噂が絶えない選手たちを特集。ポジション別に1人ずつ取り上げ、DH部門では吉田正尚外野手(レッドソックス)の名前が挙がった。
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■トレード候補の“ベスト9”に選出
同サイトは「今年もやってきた“トレード候補オールスター” ポジション別、移籍の可能性がある選手たち」と題して、記事を公開。これはオフの恒例企画で、8年連続の掲載となった。FAではなく、トレードで移籍する可能性がある選手たちを集め、彼らだけで“ベスト9”を作るというのがテーマになっている。
そして、今回DH部門で選出されたのが吉田だった。トレードの噂は確かに絶えないが、同サイトは「(負傷者リスト入りしていた)ヨシダが今シーズン初めて出場したのは7月9日(日本時間10日)だった。そして7月と8月は苦しんだものの、シーズン終盤にかけて調子を上げ、9月の20試合でOPS.837を記録した」と好調に転じたことを評価した。
ただ、「レッドソックス在籍は3年で、左翼手としては93試合に出場している。しかし、そのうち84試合は2023年のルーキーイヤーに記録したものだ」とし、外野手としての守備能力に疑問符が付き、最近ではDHでの出場が多くなっていることを伝えた。
■アレナド、クワンの名前も
その上で、「ヨシダは今後2年間、年俸1860万ドル(約29億円)ずつ受け取ることになっている。そのため、トレード成立には、レッドソックスがその給与の一部を負担する必要がありそうだ。ただ、ボストンの外野陣は過密状態にあるため、これ(外野を守る吉田の放出)は十分にあり得る選択肢だ」とした。ただし、「注目度は低い」という判定となった。
吉田のDH部門以外では、三塁手部門にノーラン・アレナド(カージナルス)、外野手部門にドジャースも狙っているとされるスティーブン・クワン(ガーディアンズ)らが選ばれた。そして、投手部門(左投手)ではタリク・スクーバル(タイガース)が選出された。
DHあるいは外野手を求めるチームが、吉田をターゲットとする可能性はあるのか。FAだけでなくトレード市場の動きも見逃せない。
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