
球団史上初の2年連続世界一を成し遂げたドジャースは、新たなシーズンに向けて補強を進めている。その中でも今オフの補強ポイントの一つが、攻守にわたり貢献できる外野手の獲得である。
そうした中、ドジャースの地元メディア『ドジャース・ネーション』は24日(日本時間25日)、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっているコディ・ベリンジャー外野手の代理人が、古巣復帰に前向きな姿勢を示していると報じた。
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■代理人・ボラス氏が前向きなコメント
ベリンジャーは2017年にドジャースでメジャーデビューすると、39本塁打を放ち新人王を獲得。19年には打率.305、47本塁打、115打点の成績でナ・リーグMVPにも輝いた。23年からはカブスでプレーし、今季はヤンキースで29本塁打と健在ぶりを示していた。
今オフ、ドジャースはレギュラークラスの外野手の補強を急務としていた中、ベリンジャーの復帰説が浮上。注目されていたカブスのカイル・タッカー外野手の獲得には高額、かつ長期契約が必要とされる中で、ベリンジャー復帰の現実味が増している。
『ドジャース・ネーション』が24日(同25日)に掲載した記事では、「コディ・ベリンジャーがドジャースへの復帰を歓迎する」と伝えられ、代理人を務めるスコット・ボラス氏の証言を紹介している。
ボラス氏は「コディはここで新人王やMVPに輝き、本当に素晴らしい経験をしてきた。彼の活躍はハリウッドにも鳴り響いていました」とコメント。さらに「そうした経験を積んだ選手は、どんな場所でも歓迎されるべき存在です」と語り、復帰を巡る報道に対し、ポジティブな姿勢を示した。
記事内ではドジャースの外野陣の現状についても触れられており、期待を裏切ったマイケル・コンフォート外野手については再契約の可能性に言及しながらも、「キャリアワーストのシーズンだった」と厳しい評価。右翼の守備で不安定なプレーが目立ったテオスカー・ヘルナンデス外野手についても「苦戦を強いられた」として、守備陣の刷新が求められると伝えている。
ベリンジャーは外野の複数ポジションと一塁を兼務できることや、タッカーに比べて安価で獲得できることもメリットの一つである。果たして、ドジャースが30歳となったスターの復帰に本格的に動くのか。今後の動向に注目が集まる。
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