存在感を示した日本女子卓球 張本美和がWTTシリーズでトップ3入り、早田ひなは苦境を乗り越え後半に復調 27歳カットマンも快進撃 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

存在感を示した日本女子卓球 張本美和がWTTシリーズでトップ3入り、早田ひなは苦境を乗り越え後半に復調 27歳カットマンも快進撃

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存在感を示した日本女子卓球 張本美和がWTTシリーズでトップ3入り、早田ひなは苦境を乗り越え後半に復調 27歳カットマンも快進撃
存在感を示した日本女子卓球 張本美和がWTTシリーズでトップ3入り、早田ひなは苦境を乗り越え後半に復調 27歳カットマンも快進撃 全 1 枚 拡大写真

卓球の「WTTファイナルズ2025」は、12月10日から14日にかけて香港で開催される。今季のWTTシリーズを締めくくるシーズンファイナルであり、年間王者が決定する注目の大会である。

豊富な選手層を誇る日本女子は、各選手が奮闘を見せ、昨年を上回る6選手がファイナルズへの出場を決めた。それぞれの活躍に期待が高まっている。

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■17歳が中心選手としての地位を確立

今季のWTTシリーズ各地で熱戦が繰り広げられた中、特に存在感を示したのが日本女子。なかでも、世界ランキングで日本勢最高位につけるなど、日本を牽引してきたのが張本美和(木下グループ)である。

パリ五輪をはじめ、昨年から大舞台を経験してきた17歳は、2025年も国際大会で躍動し、WTTでは5度の優勝を果たした。ファイナルズ出場を懸けたポイント争いでは4810点を獲得し、孫穎莎(8275点)、王曼昱(4890点)に次ぐ3位にランクイン。中心選手としての地位を確立した。

昨年はパリ五輪で2つのメダルを獲得した早田ひな(日本生命)だが、今季は苦しいシーズンとなった。五輪で負った左腕のケガが長引き、トップ10圏外に沈む時期も経験。それでも、徐々に復調の兆しを見せると、11月の「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」では張本美を下して初優勝。世界ランキングでもトップ10に返り咲き、サウスポーエースが後半に勢いを取り戻した。

■トップ10入りも経験の27歳

今季ブレイクを果たしたのが、橋本帆乃香(デンソーポラリス)である。4月の「WTTコンテンダー太原」や、7月の「WTTコンテンダー・ラゴス」で優勝を飾り、グランドスマッシュやチャンピオンズなど上位大会への出場も果たした。一時はキャリアベストの世界10位にも入り、27歳のカットマンが飛躍のシーズンを送った。

そのほか、今季は自身初の世界選手権シングルスでメダルを獲得した伊藤美誠(スターツ)、6月の「WTTコンテンダー・ザグレブ」を制した大藤沙月(ミキハウス)も主力に名を連ね、「WTTスターコンテンダー・リュブリャナ」で優勝するなど存在感を発揮した長﨑美柚(木下アビエル神奈川)も出場権を獲得。多彩な顔ぶれの6人がそろった。

12月10日からの香港大会では、現在の世界トップ5を占める中国勢との激戦が予想される。充実の戦力を誇る日本女子が、どのような戦いを見せるのか注目だ。

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