
MLB公式サイトは25日(日本時間26日)、ノーラン・アレナド内野手(カージナルス)のトレードに関する記事を公開。ゴールドグラブ賞10回を誇る名三塁手の移籍先候補をピックアップした。
来季35歳を迎えるアレナドには2年の契約が残っており、安定感のある優れた守備力は健在。年俸も許容範囲だが、打撃力の低下が懸念されている。
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■日本選手の動向も影響か
公式サイトは、「今季エンゼルスの三塁手はメジャー最弱で、2026年も最下位予測。(度重なる故障が続く)アンソニー・レンドン内野手は完全に構想外。アレナドは南カリフォルニア育ちで、ドジャースタジアムよりもエンゼルスタジアムの方が圧倒的に近い。『地元に戻りたい』なら、これ以上のタイミングはない」と言及。エンゼルスへの移籍を予想したが、11年連続でプレーオフ進出を逃し、今季ア・リーグ西地区最下位に沈んだ点は補足した。
アレナドは昨季、若返りを図るカージナルスからのトレードについて「キャリアの残り期間、継続的に勝ちたいと考えている」と明かしており、第1希望にドジャース加入を掲げていたがマックス・マンシー内野手が健在で移籍は実現せず。現在の打撃力ではマンシーに分があり、同記事内での予想も8位以降に留まった。
アレナドは残り2年の契約で、総額3700万ドル(2020年まで所属のロッキーズが支払う500万ドルを除く)を受け取る予定。全盛期のような圧倒的な守備力ではないものの、今季のOAA(Outs Above Average)は「+3」と平均以上のパフォーマンスは見せている。打撃成績が右肩下がりなため、同記事では「村上宗隆内野手や、岡本和真内野手の動向を見極めるまで動かない球団もあるだろう」と伝え、日本選手の移籍先にも影響を受けると予想した。
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