
球団史上初の2年連続世界一に貢献した、ドジャースの大谷翔平投手。今季はレギュラーシーズンで打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁、OPS1.014の好成績。圧倒的なパフォーマンスで強力打線の中心を担った。
ここでは、メジャー8年間でもっとも大谷の餌食となった投手たちを公式データから読み解いていく。
◆大谷翔平が再びジャッジを超えた「ノーダウター」 “全30球場スタンドイン”の本塁打数、2年連続30発超えは史上初に
■最大のカモ、モンタスは来季も対戦なしか
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』で、大谷からもっとも本塁打を打たれた相手を調べると、とりわけカモにされた投手がひとり浮き彫りになる。
大谷のメジャー8年間、レギュラーシーズンで唯一5本塁打を喫しているのがメッツからDFAとなったフランキー・モンタス投手。32歳の右腕は2019年と20年に1本ずつ、22年には2本塁打を被弾。さらに昨季5月にも、外角フォーシームをドジャースタジアムの左翼スタンド最前列へ運ばれた。ここまで全投手2位の36打席対戦し、最多タイの被安打11、同3位の7四球と完全に攻略されている。
モンタスは今季、右肘の内側側副靭帯を断裂。わずか9登板でシーズンを終え、大谷との対戦はならず。来季の顔合わせも実現しない見込みだ。被弾数2位には同地区のオースティン・ゴンバー投手(ロッキーズ)や、花巻東高校の先輩・菊池雄星投手(エンゼルス)ら10選手が3本で並んでおり、モンタスを捉える可能性が出てきた。
一方、メジャー8年間で大谷をもっとも抑え込んでいるのがフランバー・バルデス投手。今オフにアストロズからFAとなった技巧派左腕は、対戦数が全投手最多の48打席。許した安打はわずか5本で打率.128、全投手トップタイの12奪三振を記録している。エンゼルス時代の天敵がナ・リーグへと移籍すれば、大谷にとって脅威の存在になりそうだ。
◆大谷翔平が再びジャッジを超えた「ノーダウター」 “全30球場スタンドイン”の本塁打数、2年連続30発超えは史上初に
◆大谷翔平、今季ドジャースタジアムだけでプレーしていたら……60本塁打を超えていた? 公式データで抜群の好相性が明らかに
◆大谷翔平の来季は「3度目本塁打王&146奪三振」 米データサイトの成績予測システムが算出……勝利貢献度「WAR8.1」


