
総合格闘家でUFCフライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)が米専門メディア『MMA Fighting』のインタビューに応じた。
総合格闘家で同級8位の堀口恭司が対戦要求したことに言及し「家族と大笑いした」と回顧。堀口へのリスペクトを語った。
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■「ホリグチとの試合を実現させたい」
12月6日(日本時間7日)に米国・ラスベガスで開催される「UFC323」で同級1位ジョシュア・ ヴァン(ミャンマー)との防衛戦が控えるパントージャ。5連勝中と勢いに乗る24歳との自身5度目の防衛戦に向けて「人生をかけて、一生懸命トレーニングを積んでいる」と真剣な眼差しで語った。
途中、インタビュアーから「ホリグチ」の名前が出ると「ハハハハ」と破顔。「知らないな。誰なのか分からない」と笑顔で返答した。
パントージャ、堀口の名前で笑顔に
堀口は22日(同23日)、カタール・ドーハで開催された「UFCファイトナイト」で約9年ぶりのUFC復帰戦に臨み、フライ級11位だったタギル・ウランベコフ(ロシア)を3Rリアネイキッドチョークで下し圧勝。
勝利後のマイクでは、次に対戦したい相手を聞かれ、アメリカン・トップチーム(ATT)で同門の王者を指名。「UFCのベルトが欲しい」とし「パントージャはどこだ!彼はチームメートだけど関係ない。ぶん殴ってやる!」と対戦要求した。
堀口恭司の試合後マイク
パントージャはこの堀口の発言について「僕も家族も大笑いしたよ」と回顧。復帰戦についても「ご存知の通り、彼は強敵を相手に楽々勝つ。タギルはハイレベルのファイターだった」と賛辞。
堀口の存在については「ジムで最強の選手の一人。彼は僕のレベルを押し上げてくれた」とし「今僕がこのベルトを持っているのは、同じ部屋で彼と一緒に練習しているからだ」と2年以上にわたりタイトル防衛を続けられている理由だと感謝を表した。
言葉が尽きないパントージャは「彼は素晴らしいファイターであり、素晴らしいチームメートだ。いつも一緒にトレーニングするんだ。普段の練習でも、彼は100%の力を発揮する。だからこそ彼は最高の選手の一人なんだ」と堀口の姿勢を絶賛。
さらに、「彼はフライ級の中だけでなく、世界でトップクラスのファイターの一人だ」とし、「ATTには約100人の選手がいるけど、一番強い選手を選ぶならキョウジ・ホリグチだ。彼は一生懸命トレーニングに打ち込むし、同じジムにいてくれることは本当にとてもいいことなんだ」と称賛の言葉を惜しまなかった。
堀口とのタイトル戦については「僕達にとって素晴らしいものになる。キョウジとタイトルをかけて戦えるのは、僕にとってはプレゼントだ」とし、12月の防衛戦についても「試合に勝ってキョウジ・ホリグチとの試合を実現させたい」と意気込みを語った。
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