
JRAは27日、第45回ジャパンC(GI、東京芝2400m)の枠順を発表した。
天皇賞・秋を制したマスカレードボールは7枠15番、凱旋門賞帰りのダービー馬クロワデュノールは1枠2番、昨年のダービー馬ダノンデサイルは7枠14番から発走する。
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■8番枠までが堅実
過去10年、1枠が【5.3.1.7】勝率31.3%、複勝率56.3%と抜けた成績。回収値は単勝133で唯一プラスをマークする。続くのは3枠【3.1.1.15】、2枠【1.1.4.13】で、残る1勝は7枠【1.1.1.21】と、1~3枠に勝ち馬が集中。8枠は唯一連対がなく【0.0.2.24】。2000年台では、2012年までは連対馬がいたが、以降はめっきりで、近年では2023年のスターズオンアース、16年のシュヴァルグランしか3着に来れていない。
馬番で見ると、1~8番が【9.8.6.57】と連対馬20頭中17頭を占めるほど、内枠優勢が顕著。Cコースに替わった先週は、芝レースは計13レース行われ、8枠は【0.1.1.29】と唯一勝利を挙げられなかった。今年もまだ内の馬場はきれいで、枠順の有利不利は大きく影響しそうだ。
1~3番人気以内を枠別で見ると1~4枠は【8.4.5.3】、5~8枠は【0.1.1.7】と、人気馬でも外枠は厳しく、内枠から軸を選ぶのがマスト。人気サイドならマスカレードボールは割り引きが必要になるだろう。
4~5番人気だと、1~4枠【1.1.1.5】、5~8枠【1.2.1.8】と大きな差はない。好走が目立つのが、逃げ・先行馬で【1.2.2.4】。このうち馬番8番以内なら【1.2.1.1】複勝率80.0%、複勝回収値174と高水準。今年これに該当しそうなのは3枠のサンライズアース。人気によっては台頭があるかもしれない。
6番人気以下【0.3.1.110】からは5 、6、8枠から2着2頭、3着1頭が出現。また6番人気以下の好走馬3頭は当日上がり2位以内をマークしており、伏兵に関しては豪脚を駆使して流れが向くかがポイント。人気サイドを除けば枠はあまり気にしなくていいが、6番人気以下で極上の切れ味を発揮できそうな馬は見当たらない。今年は無理な穴狙いはしないほうがベター。
そんな中、ジャスティンパレスとクロワデュノールは幸運の1枠をゲット。1枠の好走馬はすべて5番人気以内で【5.3.1.1】なので、ジャスティンパレスは人気次第な部分があるが、クロワデュノールにとって大きな追い風となる。
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