
総合格闘家でUFCフライ級2位のブランドン・モレノ(メキシコ)が米専門メディア『MMAジャンキー』のインタビューに応じた。
12月6日(日本時間7日)に米国・ラスベガスで開催の「UFC323」で対戦する同級5位の平良達郎については「彼はまだ少し若い」と“経験の差”に言及した。
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■「彼はとても若い。それが危険な面でもある」
同大会では王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)と同級1位のジョシュア・ヴァン(ミャンマー)によるタイトルマッチも行われ、モレノvs.平良は勝者が次期挑戦者となり得る重要なランカー対決となる。
来月で32歳の誕生日を迎える元UFC同級王者は、目下の目標を「タイトルを取り戻すことだ」と宣言。
対戦相手の25歳・平良については「彼はとてもタフで若く、エキサイティングで、エネルギーに満ち溢れ、チャンピオンになりたいと強く思っている」とリスペクトを述べた。
一方で「だが、まだ少し若いんだ。彼は多くの試合に勝ってきたが、彼の最後の試合はランク外の選手との試合だった」と8月の前戦で圧巻のパフォーマンスを見せたパク・ヒョンソン戦に言及。
戦績17勝1敗(UFC7勝1敗)の平良だが「彼の唯一の黒星は、(同級1位だった)ブランドン・ロイバルとの最も厳しい試合だった。つまり、強い相手と戦うチャンスを得た瞬間に彼は負けてしまった、というのが僕の主張だ」と上位ランカーとはまだ実力差があるとの見解を示した。
パクを圧倒した平良達郎
モレノは「もちろん、彼の能力をリスペクトせざるを得ないが、僕は今が絶頂期にあると感じているんだ。すごく調子がいいし、もっと強くなった。体が変わったと思う」と自身の仕上がりにも自信満々。
最後に「彼が悪いと言いたいわけじゃない。ただ、もっと経験が必要だと言っているだけだ」と主張。「だが間違いなく彼はとても若い。それが超超危険な面でもある」と警戒すべき面でもあると語った。
「タイラが超タフなことは分かってるし、超厳しい試合になるだろう」と試合展開を予想したモレノ。果たして挑戦者候補となるのはタイトル奪還に燃える元王者か、初黒星から大きな成長を遂げた25歳か。期待が高まっている。
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