
卓球の「ITTF混合団体ワールドカップ(W杯)2025」は、7日に決勝が中国・成都で行われ、日本は王者・中国との一戦に臨む。
そんな中、大会終盤で輝きを放ったのが、日本の混合ダブルスの新ペア。中国メディアもその活躍に注目している。
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■“急造ペア”が見せた阿吽の呼吸
日本は第2ステージで5勝1敗の成績を収め、準決勝進出を決定。その中で、6日に行われたフランス戦でサプライズ起用されたのが、伊藤美誠(スターツ)と篠塚大登(愛工大)による“みましのペア”だった。連戦が続く中、主力ペアを休ませる意図もあり、新コンビが抜擢された。
アレクシス・ルブラン/ユアン・ジアナン組に対し、急造とは思えない連携を披露。伊藤のフットワークとセンスを生かしたレシーブ、篠塚の思い切りの良い両ハンド攻撃が随所で決まり、ストレート勝ちを収めた。
さらに、7日の準決勝・ドイツ戦でもこの新ペアが1番手に起用され、パトリック・フランチスカ/アネット・カウフマン組を相手に再び3-0の快勝。試合中は細かくコミュニケーションを取り合い、短期間での連携強化で結果につなげた。
この篠塚・伊藤ペアには、決勝で対戦する中国の地元メディアも注目。『捜狐』は同日に掲載した記事の中で、「ミマ・イトウとヒロト・シノズカのコンビが驚くべき効果を発揮した」と評価。また、「両者とも世界チャンピオンであり、ミマ・イトウは五輪の混合ダブルス、ヒロト・シノズカは世界卓球男子ダブルスの金メダリスト」と実績にも触れ、「初結成ながらも、期待を上回る活躍を見せた」と称賛した。
豊富な選手層を誇る日本は、複数のペアを使い分けながら決勝まで駒を進めてきた。そんな中、終盤に台頭した“みましのペア”の活躍には、開催国・中国からも熱視線が注がれている。
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