
メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手が9日(日本時間10日)、ドジャースと3年契約に合意したと米複数メディアが報じた。
『ニューヨーク・ポスト』のジョエル・シャーマン記者によると、契約は3年6900万ドル(約103億5000万円)になる見込みで一部繰り延べも伴う。今オフのドジャースは大型補強に関して慎重な姿勢を保っていたが、新たな守護神獲得に踏み切った。さらなる動きを見せる可能性もあるという。
◆【最新/随時更新】2025年の有力FA選手一覧、移籍先まとめ タッカーにシュワーバー、村上宗隆や岡本和真らの新天地は……
■現行の労使協定最終年に
米メディア『ジ・アスレチック』は同日、「ドジャースに不可能はない ― さらなる大物獲得も排除できない」と題した記事を掲載。ディアス補強に留まらず、今オフの目玉カイル・タッカー外野手の獲得や、サイ・ヤング賞左腕タリク・スクーバル投手の大型トレードさえあり得ると伝えた。
同記事では、来季が現行の労使協定の最終年である点に着目。再来年以降は、サラリーキャップ(年俸制限)が確実に強化されると見込まれており、規制が強まる前に動いてくると予想した。
ドジャースは、メッツからのクオリファイングオファーを拒否したディアス獲得により、2026年のドラフト2位と5位の指名権を譲渡し、贅沢税絡みで国際ボーナスプール100万ドルが減額される。仮にタッカーも補強すると、別の仕組みで3位と6位の指名権も失うが、同記事は「それでも、ドジャースにとっては大した障害ではない」と一蹴した。
一方で、ドジャースがタッカーを獲得するためには条件があると指摘。6、7年規模の長期契約を提示しない代わりに3、4年の年平均4000万ドルクラスの超高額契約ならば実現する可能性があるとした。同記事は、「ディアスの契約は数日で一気にまとまったようで、タッカーも同じパターンになるかもしれない。ドジャースが関わっている限り、あり得ないことなど存在しない」とし、今後も積極的な補強に動くと見立てた。
◆「初めてだ」22歳ルーキーが大谷翔平との“対面”に反則級のリアクション 「これもなにかの縁」二刀流復帰を望む声も


