
メッツからFAとなっていたピート・アロンソ内野手が10日(日本時間11日)、オリオールズと5年1億5500万ドル(約240億円)の契約に合意したと米複数メディアが報じた。MLB公式サイトによると、今回の契約は一塁手として史上最高額の平均年俸で、オリオールズの球団史上でも年平均で最高額になるという。
米メディア『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者は同日、主力放出が続くメッツの今後について持論を展開した。
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■課題山積メッツの今後は……
今季のメッツは6月12日(同13日)の時点で貯金21を作り、ナ・リーグ東地区の首位を快走。2位に5.5ゲーム差をつけていたが、そこから急失速。ついにはポストシーズン進出を逃した。オフに入ると、生え抜きのブランドン・ニモ外野手をマーカス・セミエン内野手とのトレードで放出。デビン・ウィリアムズ投手を獲得し救援陣を強化したように見えたが、守護神エドウィン・ディアス投手をドジャースにさらわれた。
そして、生え抜きスラッガーのアロンソまで流出。長年チームを支えた主力が立て続けにいなくなり、メッツファンにとって辛いシーズンが続いている。
ローゼンタール記者は同日、米メディア『ファウル・テリトリー』のYouTube内でメッツの現状を分析。「選手を手放すなら、代わりを用意しないといけないが、その答えが今のところ見えない。もちろん、デビッド・スターンズ編成部長には計画があるだろう。でも、外野手が2人必要で、先発投手も必要。そして、(新守護神候補の)ウィリアムズにはディアスという保険もない。メッツファンからすると、非合理な面が勝ってしまっていると思う」と話し、懸念を示した。
今季のアロンソは、メッツの主軸として3番及び4番打者として162試合全てに出場。38本塁打を放ち、打線を支えてきた。同記者は「フアン・ソト外野手の後ろを打てる右の大砲は誰がいるんだ?これから本当にやることが多い。簡単なパズルではない」と疑問を投げかけた。
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