
ドジャースは12日(日本時間13日)、メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアス投手の獲得を正式に発表した。契約は3年総額6900万ドル(約107億円)で、背番号は「3」に決定。ディアスは同日、入団会見で新天地をドジャースに選んだ理由を語った。
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■「ジャンセン以来となる支配的なクローザー」
ディアスはドジャースタジアムでの会見で、入団を後押しした2人の存在を明かした。今季ドジャースに途中移籍し9試合に登板した弟のアレクシスと、同じプエルトリコ出身の「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス内野手から、球団の勝利に対する姿勢や選手の扱いについて絶賛され加入を決断したという。
米地元メディア『ロサンゼルス・タイムズ』は同日、「ケンリー・ジャンセン以来となる、球団にとって最も支配的なクローザーの獲得になる」と報道。救援投手の長期契約に消極的な姿勢を示していたドジャースが、3年契約でディアスを射止めた経緯を伝えた。
ドジャースにはいくつか好材料があったようで、メッツもディアスに長期契約を提示せず同水準だったことや、ブランドン・ゴームズGMが継続的にコンタクトを取り続けたことが功を奏したと報じた。救援投手としては、メジャー史上最高クラスの年平均2300万ドルを提示しつつも、年数は3年に留め、保証総額のうち1300万ドル以上を繰り延べ払いにしたという。
今季は試合終盤で度重なる失態を演じてきたドジャースの救援陣。3連覇に向けて、この上なく頼もしい存在となりそうだ。
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