
卓球の「WTTファイナルズ香港2025」は14日に最終日を迎える。各国の強豪が熱戦を繰り広げる中、大会はクライマックスへ突入した。
日本男子シングルス勢で唯一準決勝進出を果たしたのは、世界ランキング5位の張本智和(トヨタ自動車)。世界2位とのビッグマッチには、WTT公式も熱い視線を注いでいる。
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■F・ルブランにをフルゲームで撃破
張本智は、同じくシングルスに出場した松島輝空(木下グループ)とともに参戦。1回戦では世界17位のシモン・ゴジ(フランス)と対戦し、相手の粘り強さに苦しみながらも4-2で勝利した。
ターニングポイントとなったのは準々決勝。対するフェリックス・ルブラン(フランス)は、これまで0勝4敗と“天敵”と呼べる存在だった。しかし張本智は、「今日は良い入りができたからこそ、良い試合になった」と振り返ったように、第1ゲームを落とした後も落ち着いた試合運びで3-1とリードを広げる。粘るルブランに追いつかれたものの、フルゲームの末に勝利し、過去の雪辱を果たした。
準決勝で激突するのは、世界ランキング2位の林詩棟(中国)。WTT公式サイトもこのカードを「両巨頭が激突するスリリングな展開になる」と大きく取り上げ、注目度の高さを示している。
実際に張本智は林に対して過去5勝1敗と大きく勝ち越しており、昨年の「WTTファイナルズ福岡」や今年の「USスマッシュ」準決勝でも勝利。昨年敗れている林にとっては、そのリベンジに燃える一戦となる。
張本智はこれまで2021、22、24年と3度ファイナルズで準優勝を経験。あと一歩でタイトルに届かず、悔しい思いを味わってきた。“天敵”F・ルブランを撃破し、勢いに乗る今大会。最大の山場ともいえる準決勝を突破し、悲願の初優勝へ王手をかけられるか。
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