
国際卓球連盟(ITTF)は16日、2025年第51週の世界ランキングを発表した。男子シングルスで1つ順位を上げ、世界4位に浮上したのが張本智和(トヨタ自動車)である。
公式サイトでは、「WTTファイナルズ香港2025」で初優勝を果たした日本のエースを称賛している。
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■世界の舞台で輝いた22歳に賛辞
張本智は、香港で行われたWTTファイナルズで見事な戦いぶりを披露。準々決勝では、過去0勝4敗と苦手にしていたフェリックス・ルブラン(フランス)を撃破。続く準決勝では、世界2位の林詩棟(中国)とのフルゲームの末に勝利し、4度目の決勝進出を果たした。
決勝では、パリ五輪銀メダリストのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)にゲームカウント4-2で勝利。これまで3度準優勝に終わっていたファイナルズで、ついに悲願の初優勝を手にした。
この結果を受け、世界ランキングも4位に浮上した張本智に対して、WTT公式サイトは「エンターテイナー、ファイター、チャンピオン。これこそがトモカズ・ハリモトの香港コロシアムでの輝かしいパフォーマンスを最も的確に表す言葉です」と報じ、快挙を成し遂げた22歳を称賛している。
さらに、「新たなタイトルを獲得し、世界ランキング4位に到達したハリモトは、近い将来を見据えている。『WTTチャンピオンズ・ドーハ2026』は、再び世界の舞台で輝くためのチャンスだ」と報じ、来年のWTTシリーズでの活躍にも期待を寄せた。
今季の張本智は、地元開催となった8月の「WTTチャンピオンズ横浜」で優勝を果たすと、今回の香港でのファイナルズ制覇で自身のキャリアに大きな1ページを刻んだ。日本男子のエースが強豪を次々に下し、世界にその存在感を示した。
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