
ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は12月27日、サウジアラビア・リヤドにてWBC同級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)と対戦する。
ピカソ戦を控えた試合前インタビューでは、米メディアからの質問を受けて“最もタフだった”対戦相手に言及した。
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■ピカソ戦で28度目のKO勝利なるか
井上は米メディア『talkSPORT.com』の取材に応じ、これまでの対戦相手の中で最もタフだった選手について「自信を持って挑んだ試合で倒しきれなかったのは、ムロジョンだと思う。タフだったなと思います」と回答した。
ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)とは今年9月14日に名古屋市・IGアリーナにて対戦。試合は12ラウンドまでもつれ込み、判定3ー0で井上が勝利した。
井上の判定勝ちは2019年11月に行われたノニト・ドネア(フィリピン)との第1戦以来約6年ぶりで、20年から続いた井上の11試合連続KO記録をストップさせたことでも注目を集めた。なお、井上のプロキャリア31戦のうち、判定勝ちは同戦を含めてわずか4試合となっている。
27日の対戦相手ピカソの戦績は33戦32勝(17KO)1引き分け無敗。井上は再びKO記録を確立することができるか。
また、来年5月に計画されている東京ドーム興行で対戦を予定している世界3階級制覇王者・中谷潤人(M.T)の試合の行方にも注目したい。
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