
今オフのメジャーリーグの移籍市場は、有力選手の契約が続々と決まるなど、ここにきて活発な動きを見せている。そんな中、最大の注目銘柄とされるのがカイル・タッカー外野手である。
カブスからフリーエージェント(FA)となっている28歳の去就について、現地メディアも報じており、その動向に注目が集まっている。
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■シュワーバーらが続々決定
フィリーズと再契約を結んだカイル・シュワーバー外野手や、オリオールズに新天地を求めたピート・アロンソ内野手など、強打者の移籍が次々と決まる中、最大の大物と称されるタッカーの移籍先に注目が集まっている。
こうした中、ドジャースの地元メディア『ドジャース・ネーション』は、17日(日本時間18日)に「カイル・タッカーを狙う4つの候補」と題した記事を掲載。タッカーの最新の移籍先候補を報じた。
記事内では、MLB公式のマーク・フェインサンド記者の情報として、ドジャース、ヤンキース、メッツ、ブルージェイズの4球団を候補として挙げたうえで、「外野手の補強が課題となっているドジャースにとって、リーグ屈指の右翼手・タッカーの獲得は十分に理にかなう」と伝えている。
しかし、現時点で最有力とされるのがブルージェイズ。記事によれば、タッカーは今月初めにブルージェイズの育成機関を訪問していたといい、「現段階では一歩リードしている」と報じている。
さらに、ドジャース側は短期契約での高年俸を提示したい意向を持っている一方で、28歳のタッカーは長期的かつ安定した契約を希望している可能性があることも、移籍先選びの焦点になっているという。
移籍市場が活発化する中、今オフ最大の注目株とされたタッカーは、果たしてどの球団を新天地に選ぶのか。28歳の決断に、今後も熱い視線が注がれる。
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