
米スポーツメディア『The Athletic』は17日(日本時間18日)、フリーエージェント(FA)市場に残っている注目選手を特集し、最適な移籍先候補を挙げた。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す村上宗隆内野手、岡本和真内野手にも言及した。
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■村上宗隆の最適移籍先はマリナーズ
特集記事を担当したのは、ナショナルズやレッズでGMを務めたジム・ボウデン氏。同氏は、各選手にとって相性のいい球団を3つ提示した。
その中で、村上の最適な移籍先としては1位マリナーズ、2位レッズ、3位マーリンズを挙げた。
同氏はマリナーズを1位に据えた理由について、「彼にとってはベストフィットだろう。ベン・ウィリアムソンやコルト・エマーソンをはじめとする若手内野手たちと競争できる上、メッツと契約したホルヘ・ポランコ内野手が抜けたことで、空いたDHも担うことができるからだ」と説明した。
ただ、村上はパワーがある反面、空振りの多さが懸念されている。メジャー投手の速球についていけるのか。交渉期限が22日午後5時(同23日午前7時)までとなっているため、各球団は早急に見極める必要があるということも伝えた。
■村上にも岡本にも絡むレッズ
岡本に関しては、1位レッズ、2位カージナルス、3位パイレーツという順番になった。レッズは村上の移籍先候補としても挙がっており、日本選手に対する関心度の高さや打線強化を求める姿勢が鮮明になっている。
同氏は2、3位のチームについて「もしカージナルスが、(今季一塁を守った)ウィルソン・コントレラス内野手をトレードに出すのであれば、セントルイスもオカモトにとって有力なフィット先になるだろう。パイレーツはとにかくどんな形でも打撃力向上を求めている状況なので、移籍先としてはピッツバーグもあり得る」と記した。
カージナルスに加入すれば、侍ジャパンで同僚だったラーズ・ヌートバー外野手と共闘することになる。日本のファンからすると、歓迎すべき選択となるかもしれない。
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